ジューダス・プリースト(Judas Priest)をアメリカでブレイクさせた「You've Got Another Thing Comin'」(1982年アルバム『Screaming for Vengeance』収録)。当時のメンバー、K・K・ダウニング(K.K. Downing)は英Metal Hammerの新しいインタビューの中で、この曲の誕生と当時の反響について振り返っています。
「(『Screaming for Vengeance』は)全体としてはかなり統一感のある作品だったが、明らかに浮いた曲が一曲あった。ボブ・ハリガン・Jr.の“(Take These)Chains”のカヴァーだよ。当時はレコード会社がいつも、アルバムにカヴァー曲や外部のソングライターの曲を入れろって強く要求してきた。そうすれば1曲はラジオで大きくかかるからっね。ところがさ、実際にヒットしたのは“You've Got Another Thing Comin’”だったんだ。
(You've Got Another Thing Comin’はアルバム『Screaming for Vengeance』の最終段階で書かれた楽曲でアルバム全体のバランスを取るために構想されました)
“Screaming For Vengeance”や“Electric Eye”みたいな血湧き肉躍る曲とはまったく違う役割を果たす曲が欲しかった。スタッフォード近郊のグレンの家に行ってアイデアのきざしを得てから、もっとラジオ向けの魅力を高めるために鍋に追加すべき特別なスパイスや風味が必要だと考えた。結果は知っての通り、見事に花開いたよ! 本当に疾走感のある曲で、これを流せば一気に盛り上がる」
アルバムからの先行シングルとしてリリースされた「You've Got Another Thing Comin’」は米Billboard Hot 100にチャートインを果たして最高67位を記録。同月の米メインストリーム・ロック・チャートでは4位に達しました。
アルバム・リリース後の全米ツアー中、彼らは初めて「You've Got Another Thing Comin’」がラジオでヒットし始めていることに気づいたという。
アメリカでは『Screaming For Vengeance』は、当時も今も俺たちの最も売れたアルバムだ。毎晩パーティー三昧だった! ホテルの一室を確保して、友達や女の子たちに“そこで会おう!”とだけ伝えてたんだ。日中は移動や取材でめちゃくちゃハードに働いて、あちこち引っ張り回されるわけだから、リラックスする時間が必要だった。報酬は真夜中すぎの自由な時間さ、当然だろ?すべてが最高に楽しかったよ。俺たちは本当に手強い存在だったんだ」