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エアロスミスのジョー・ペリー、ジョニー・ウィンター/ジミー・ペイジ/ジェフ・ベックについて語る

2025/12/31 19:43掲載
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Joe Perry and Jeff Beck, 1976 (Image credit: Getty Images/Ron Pownall)
Joe Perry and Jeff Beck, 1976 (Image credit: Getty Images/Ron Pownall)
エアロスミス(Aerosmith)ジョー・ペリー(Joe Perry)は米Guitar Playerの最近のインタビューの中で、ジョニー・ウィンター(Johnny Winter)ジミー・ペイジ(Jimmy Page)ジェフ・ベック(Jeff Beck)について語っています。

■ジョニー・ウィンター

「彼がリック・デリンジャーと一緒にライヴで演奏しているのを観たことがある。あのバンドは最高だったよ。昔の(ボストン)ティー・パーティというクラブで彼が演奏しているのも観た。席数はたぶん800くらいで、彼はまさに圧巻だった。その夜のほとんどはスライド・ギターを弾いていた。

当時は、彼と直接会う機会はなかったけど、俺たちが11年近く使っていたバスの運転手が、かつてジョニーの運転手だったから、彼に関する話を間接的にいくつか聞いていた。

彼がロサンゼルスにいた時、会う機会があった。彼は、俺たちがアカデミー・オブ・ミュージックで初めての大規模なライヴをしたことを覚えていてくれた。あの時はハンブル・パイ、エドガー・ウィンター、そしてジョニーと同じステージに出た。たしか彼がリハビリから戻って初めての公演だったと思う。あのライヴは圧巻だった。彼の演奏をじっくり観ることができた。彼の弟(エドガー)が“ジョニーの登場だ”とアナウンスした瞬間、会場の屋根が吹き飛びそうなほどの大歓声が上がったんだ。

ジョニーはとても気さくで、本当にいい人だった。何十年も憧れ、目標にしてきた人物に直接会って握手できるなんて、本当に最高の経験だったよ」

■ジミー・ペイジ

「俺はジミーに影響を受けてきた。彼は音楽制作だけでなく、プロデュースや作曲においても真の先駆者だった。ジミーはロック界のあらゆることの最先端を走っていたんだ。

1960年代のある時期、彼は最も引っ張りだこの若手スタジオ・ギタリストの一人だった。そうやって生計を立て、常にスタジオにいることでプロデュースの技術も学んだ。彼はレコーディング・セッションから自分が望むものをどうやって引き出すか、その術を熟知していた。その点で彼は十分に評価されていないと思う。みんな彼をギター・ヒーローの枠に入れがちだけど、彼のプロダクション能力は……彼がやっていたことを同じようにできる人はそう多くない。

彼から学んだことの一つはそこだし、さらに言えば、彼がどう楽器を使い、どう曲を書き、どうブルースのフォーマットを活用したかという点もそうだ。もっとも、ツェッペリンにはブルースとは似ても似つかない楽曲もたくさんある。彼らはモロッコやインドのワールド・ミュージックにも傾倒していて、そのサウンドをメインストリームに持ち込んだんだ。

ペイジと親交を持てたことは大きな意味があった。ギターを手にしていない時、彼はごく普通の人間に過ぎないんだよ」

■ジェフ・ベック

「ワーミーバー(トレモロアーム)の使い方に関しては、ジミ(ヘンドリックス)がその先駆者だったけれど、ジェフはさらにその可能性を広げた。。スーパースリンキーの弦を張って、ワーミー・バーを調整すれば、エレクトリック・ギターだけじゃなく、あらゆる楽器から今まで誰も聴いたことのない音や表現を引き出せるんだ。

ジミはそれを効果として使っていたけれど、ジェフは誰よりも音楽的ツールとして活用していた。彼は常にみんなの二歩先を行っていた。

それがジェフという人だった。彼にはメロディとダイナミクスに対する感性があって、あらゆる楽器の中でも最も美しい音楽のいくつかをストラトキャスターで奏でた。レスポールを置いてワーミー・バーを本格的に使い始めたときこそ、彼が自分の真の表現を見出した瞬間だったと俺は思っている。

でも、彼は本当にシンガーと一緒にやることはうまくいかなかった。時々トライはして、キャリアの中で単発の共演をやることはあったけれどね。実際のところ、キャリアの最後の20~25年間で彼は誰も聴いたことのないようなことをギターでやり始めてていた。

彼も人間なんだ。ほら、ヒーローには決して会わないほうがいいって言うだろ? 自分が思い描いていた人物像と違っていたら困るからさ。

俺は運よく、能力やキャリアの面で本当に尊敬する何人かのミュージシャンに会う機会があった。彼らは本当に良い人たちで、家の鍵を預けられるような信頼感があった。ジェフもその一人だった。

ジェフに会えて本当によかった。彼は冴えたユーモアのセンスがあったが、基本的には静かな人だった。彼がどんな人なのか分かるくらいには彼と十分な時間を過ごすことができたよ。彼と彼の奥さんはとてもクールで、本当に素敵なカップルだった」