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スティーヴ・ハリス、アイアン・メイデンが特徴的なバンドロゴを長年使い続けている理由を語る

2025/12/31 18:49掲載
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Iron Maiden
Iron Maiden
アイアン・メイデン(Iron Maiden)は特徴的なバンド・ロゴを長年使い続けていますが、スティーヴ・ハリス(Steve Harris)によると、それは彼が大好きなバンドがやった失敗を見て学んだ教訓だという。英Louderの新しいインタビューの中で語っています。

メイデンの特徴的なロゴは、1979年のデビューEP『The Soundhouse Tapes』以降、基本的にバンドのすべてのリリース作品に使用されてきました。この書体は、デヴィッド・ボウイ初主演映画『地球に落ちて来た男』(1976年)のために映画ポスターデザイナーのヴィック・フェアが手がけたポスターデザインに由来しているとも、ハリス自身が建築製図者の訓練経験を元に自らデザインしたとも言われています。

ハリスはバンド・ロゴについて、こう話しています。

「俺がこれまで学んだ最大の教訓の一つは、大好きなバンドの一つであるジェネシス(Genesis)――ピーター・ガブリエルがいた頃の初期ジェネシス――から得たものだ。

俺は(1972年アルバム)『Foxtrot』のジェネシスのロゴが背中に描かれたデニムジャケットを持っていた。あのカーブを描くロゴとキツネの頭部のやつね。だから彼らが(1973年アルバム)『Selling England By The Pound』をリリースし、ロゴをまるっきり変えたときは心底がっかりした。しかも、まったく冴えないロゴでさ。『Selling England By The Pound』は素晴らかったけど、ロゴはひどかった。“一体何をしているんだ?”と思ったよ。

そして心に誓ったんだ。“絶対にこんなことはしない。最高のロゴを作るんだ”って。それが今も使われているロゴだ。もちろん、長年にわたってアルバムのアートワークにいつも同じロゴが使われているから叩かれたこともある。だけどね、わかるだろ? そこには一貫性があって、それがものすごく強い力を持っているんだ。これが俺が学んだ重要な教訓なんだよ。

エディは最初から計画されていたわけじゃない。良いアートワークが必要だとは分かっていたので、そこから自然に形になっていったんだ。結果的に素晴らしいものになった。エディはアイアン・メイデンを象徴しているので、俺たち自身がジャケットに写る必要はない。特にアメリカでは、多くの人がこう言ってくれた。“レコード屋の棚をめくっていたら、あのジャケットを見て、うわ、これすげえ!って思って、音も聴かずに買ったんだ”。だから十分に役目を果たしているんだよ。

俺自身はジャケット目当てでアルバムを買うことはなかった。でも、アルバムを買って、家に持って帰って、歌詞やクレジットを読むときのワクワク感――時には音楽を再生する前にね――あれは大きな体験だった。それが失われてしまったのは残念だと思う。俺たちはファースト、セカンド、サードアルバムの裏ジャケットにも写っていたけど、表紙には載らなかった。でもそれは、俺たちに未来があるなら、きっと良いことなんだろうなと、俺はいつも思っていたよ」