
Brian Eno photo: Cecily Eno
ブライアン・イーノ(Brian Eno)はポッドキャスト『The Ezra Klein Show』の新しいインタビューの中で「リスナーに推薦する3冊の本は?」と尋ねられて挙げています。
まず1冊目は、『Printing and the Mind of Man(印刷と人間の精神)』で、1963年に大英博物館で開かれた展覧会のカタログでした。
「印刷の歴史についての本なのですが、実際には、西洋の正典における最も重要な書物と、それらが刊行されたときに与えた影響についてて書かれた本です。西洋文化を形作った、大きく、そして根源的な考え方がどこから生まれたのか、本当に理解できるようになる、とても魅力的な本です」
次に紹介したのは、建築家クリストファー・アレグザンダーの『パタン・ランゲージ(Pattern Language)』です。
「この本は、本質的には生息場所についての本で、空間を居心地よく実りあるものにする要素、あるいは不快で不毛なものにしてしまう要素は何か、ということを扱っています。これまで、この本を60冊は購入したと思います。家をリフォームしたり、家を建てようとしている人には、必ずこの本をプレゼントしていています。素晴らしい本で、きっと気に入るでしょう」
3冊目に推薦したのは、『Naples '44(ナポリ’44)』で、第二次世界大戦中にナポリに派遣された英国情報将校ノーマン・ルイスがつけていた戦時日記です。
「彼は日記をつけていて、これはこれまで読んだ中で最も素晴らしい日記です。笑えるほど面白く、それでありながら深く感動的で、まったく混乱させられる内容です。ナポリがまるで別の惑星のようだったと気づかされます」
イーノはまた、インタビューの最後には、最も影響を与えたアルバムについても語っています。
まず『The Rural Blues』を挙げました。これは、1920年代、30年代、40年代のアフリカ系アメリカ人の音楽の録音を集めたシリーズです。
さらにイーノはヴェルヴェット・アンダーグラウンドのサード・アルバム『The Velvet Underground』も挙げ、「美しい、美しいアルバムで、多くの点でとても物議を醸した作品」と評しました。さらに「実際、おそらくあのアルバムがなかったら、僕はポップ・ミュージシャンにはなっていなかったでしょう」と付け加え、「多くのミュージシャンが同じことを語っている」とも話しています。
そして最後に、イーノはゴスペル・グループのザ・コンソラーズを選びました。彼らは1955年の代表曲「Give Me My Flowers」でよく知られています。