キング・クリムゾン(King Crimson)の
ロバート・フリップ(Robert Fripp)は米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、キング・クリムゾンがヘヴィメタルに与えた影響が十分に評価されていないことを嘆いています。フリップいわく「21st Century Schizoid Man」は「まさにメタルそのものだった」という。
「最近YouTubeで“ヘヴィメタルの先駆け楽曲10選”という動画を見たが、“(21st Century)Schizoid Man”が入っていなかった。おかしな話だ。オジー・オズボーンはソロ・アルバム(2005年『Under Cover』)でこの曲をカヴァーしただけでなく、常にクリムゾンへの敬意を示してくれた。
クリムゾンには常に力強いメタリックな要素があった。私にとってそれは、次第にはっきりと、ある単純な問いに集約されていった。“ジミ・ヘンドリックスがベーラ・バルトークの弦楽四重奏を弾いたら、どんな音になっただろう?”と。
要するに、ヘンドリックスの“Foxy Lady”や“Purple Haze”に込められた、アメリカのブルース・ロックの伝統が持つ圧倒的なパワーと精神そのものがあったということだ」