「史上最高のパンクロック映画」のひとつ、1970年代半ばのニューヨークのパンク・ロックシーンを捉えたドキュメンタリー映画『ブランク・ジェネレーション(The Blank Generation)』を共同監督したエイモス・ポー(Amos Poe)が死去。ポーの妻クラウディア・サマーズが発表。ポーは2022年にステージ4の結腸がんと診断され、長年にわたる癌との戦いの末、12月25日に亡くなりました。76歳でした。
サマーズは
SNSに「エイモスは本日午後3時33分、愛する人たちに囲まれて息を引き取りました。“Adios” AP」と投稿しています。
エイモス・ポーはパンク映画界の黎明期の一人。
パンク・ロックやニューウェイヴが台頭し始める70年代中期のニューヨークの雰囲気を捉えた音楽短編映画『Night Lunch』(1975年)で監督デビュー。デヴィッド・ボウイらが出演。
2作目『ブランク・ジェネレーション』(1976年)は、パティ・スミス・グループのアイヴァン・クラールと共同監督し、ニューヨークのパンク・ロック・シーンを捉えた。米ローリング・ストーン誌はこの作品を「史上最高のパンクロック映画25選」に選出している。この映画には、ブロンディ、パティ・スミス・グループ、イギー・ポップ、ラモーンズ、テレヴィジョン、トーキング・ヘッズ、ニューヨーク・ドールズらが登場した。
ニューヨーク・タイムズ紙は2020年、ポーとクラールの間で法廷闘争が起こり、その結果、ポーはこの映画を含む数本の所有権を失ったと報道。この映画は再編集され、ポーの名前がクレジットから削除された。
ポーは、アンスラックスやRun-D.M.C.などのミュージックビデオも数本担当した。