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『デヴィッド・ボウイ 増補新版——変幻するカルト・スター』発売 時代を変えた音とヴィジョンの創造の旅をたどる書籍が増補文庫化

2025/12/24 21:41掲載
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デヴィッド・ボウイ 増補新版―変幻するカルト・スター
デヴィッド・ボウイ 増補新版―変幻するカルト・スター
デヴィッド・ボウイ没後10年。時代を変えた音とヴィジョンの創造の旅をたどる書籍が2万字超を増補して文庫化。大幅に加筆・アップデートした『デヴィッド・ボウイ 増補新版——変幻するカルト・スター』(野中モモ 著)は筑摩書房から2026年1月8日発売予定。
■ちくま文庫
『デヴィッド・ボウイ 増補新版
——変幻するカルト・スター』
著 野中モモ
定価 1,100円(10%税込)
ISBN 978-4-480-44080-8
刊行日 2026/01/08
判型 文庫判
ページ数 304

<内容>
デヴィッド・ボウイ、没後10年。
時代を変えた音とヴィジョンの創造の旅をたどる傑作、2万字超を増補して文庫化!
1947年に生まれ、ロックン・ロールの勃興期からデジタル音楽配信の時代までを生き抜き、2016年に死去するまで世界を驚かせ続けたスター、デヴィッド・ボウイ。きらびやかなグラム・ロックの英雄ジギー・スターダストの衝撃、『レッツ・ダンス』での世界制覇、最後に残された『★』…ボウイによる音とヴィジョンの創造の旅をたどる傑作を文庫化。大幅に加筆・アップデートし、新たに1章を増補。

曽我部恵一氏、澤部渡氏推薦!

ねぇ、今夜サフラジェット・シティのライブハウスに
最高のバンドが来るんだって。一緒に見に行かない? 
――― 曽我部恵一

誤解多きとっ散らかった芸術家“デヴィッド・ボウイ”
または人間“デヴィッド・ロバート・ジョーンズ” の両面を楽しめる。
――― 澤部渡(スカート)

カバーイラスト 柳智之
カバーデザイン 五十嵐哲夫

<目次>
はじめに― デヴィッド・ボウイがいた時代 

第1章 郊外少年の野望[1947ー1966] 
1 南ロンドンで過ごした少年時代 
2 セントラル・ロンドン、耀ける若者文化の首都 

第2章 ソロ・デビューからの試行錯誤[1966ー1971] 
1 『デヴィッド・ボウイ』― 脱ロック指向のデビュー作 
2 『スペイス・オディティ』― アポロ11号月面着陸と共に 
3 『世界を売った男』― 憂いとロックとあいまいな性 
4 『ハンキー・ドリー』― ボヘミアン的日常と隣り合わせの夢想 

第3章 ジギー・マニア[1972ー1973] 
1 ジギー・スターダストと〝グラム・ロック〟大旋風 
2 『アラジン・セイン』― アメリカとジギーの死 

第4章 変身を重ねるカルト・スター[1973ー1979] 
1 ジギーを継承しつつ脱却を図る 
2 『ダイアモンドの犬』― SF的想像力と新たな出発 
3 『ヤング・アメリカンズ』―〝プラスティック・ソウル〟の提示 
4 映画『地球に落ちてきた男』と『ステイション・トゥ・ステイション』 
5 ベルリンへ―『ロウ』『ヒーローズ』『ロジャー』 

第5章 インターナショナル・スーパースター[1980ー1992] 
1 『スケアリー・モンスターズ』―一周した時代 
2 俳優ボウイの挑戦 
3 『レッツ・ダンス』の世界制覇 
4 スターの迷い道 

第6章 〝大人のロックスター〟の存在感[1992ー2006] 
1ふたたびソロ・アーティストとして
2 ブリットポップとオルタナティヴの九〇年代
3 衰えを知らぬ創作意欲―『アワーズ…』『ヒーザン』『リアリティ』 

第7章 仕掛けられたグランドフィナーレ[2013ー2016] 
1 『ザ・ネクスト・デイ』と「デヴィッド・ボウイ・イズ」 
2 『ラザルス』そして『★』― 最後のメッセージ 

第8章 ボウイのいない世界で[2016ー2025] 
1 『ラザルス』の展開と過去音源の発掘 
2 アーカイヴの継承と解釈 

あとがき 
主要参考文献 

<著作者プロフィール>
野中モモ
( のなか・もも )
野中 モモ(のなか・もも):東京生まれ。ライター、翻訳者。他の著書に『野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る』(晶文社)など。訳書にヴィクトリア・ブロークス/ジェフリー・マーシュ編『デヴィッド・ボウイ・イズ』(スペースシャワーネットワーク)、ナージャ・トロコンニコワ『読書と暴動?プッシー・ライオットのアクティビズム入門』(ソウ・スウィート・パブリッシング)、デヴィッド・バーン『音楽のはたらき』(イースト・プレス)などがある。