ディアンジェロ(D'Angelo)が崇拝していた
プリンス(Prince)と共演したのは一度きりだったとされています。その共演についてディアンジェロ自身が語るインタビュー音声が初公開されました。
ディアンジェロとプリンスが共演したのは1997年7月24日未明、ニューヨークの閉店したクラブ「Tramps」でのことでした。プリンスは、ニューヨークの別の会場、ジョーンズ・ビーチ・アンフィシアターでの公演を終えたばかりでしたが、午前2時頃、バンドを従えて再びステージに立ちました。
ディアンジェロはその夜のゲストの一人で、ザ・ルーツのクエストラヴもゲストとして出演しました。ディアンジェロは1995年のデビューアルバムのタイトル曲「Brown Sugar」でプリンスとデュエットする機会を得ました。
今回公開された音声は、2014年アルバム『Black Messiah』リリース後の2015年に米ローリング・ストーン誌が行ったインタビューのもので、ローリング・ストーン・ミュージック・ナウ・ポッドキャストシリーズの一部として音声が初公開されています。インタビューによると、ディアンジェロはプリンスの象徴的なギターを弾くことを「恐れ多い」と断ったという。
「あの瞬間のために人生を捧げてきた。ローズピアノの前に座り、ステージ上の彼を見ていた。彼のキーボード機材のすぐ前には、あの大きな(プリンスの)シンボル・ギターが置いてあって、彼は僕を見て、それを指さしたんだ。絶対ムリだって! 触れることなんてできないよ! …まったく、あの男はさ。創造性において、彼は今もなお、目指すべきスターであり続けている。僕に芸術的にこれほど大きな影響を与えた人は、ほかに思いつかないよ」