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自らを「旅する服の販売員」と呼ぶエクソダスのゲイリー・ホルト「バンドは移動式ポップアップストアみたいなものさ」

2025/12/23 17:40掲載
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Gary Holt - Photo by Javier Bragado, Redferns
Gary Holt - Photo by Javier Bragado, Redferns
エクソダス(Exodus)スレイヤー(Slayer)のギタリスト、ゲイリー・ホルト(Gary Holt)は、自身の新しい回顧録『A Fabulous Disaster: From The Garage To Madison Square Garden, The Hard Way』の中で、自身を「旅する服の販売員」と呼んでいました。Sweetwaterの最近のインタビューの中で、この発言について問われたホルトは、こう話しています。

「今の俺たちなんて、みんなそんなもんさ。メタリカみたいなバンドはTシャツを1枚も売らなくたってやっていけるだろうが、エクソダスのようなバンドは移動式ポップアップストアみたいなものなんだ。音楽を演奏する、そうするとみんなが来て、俺たちの店をのぞいてくれるってわけだよ。まあ、それでも俺たちは恵まれているよ。今でも多少のロイヤリティとか入ってくるしね。もしツアーの全費用を出演料で賄えるなら、それは大成功だ。だってその場合、物販の売上はまるごと自分たちのものになる。いくらかのお金を持って帰れるってわけだよ」

ホルトはまた、オンラインストア「Holt Awaits」でグッズを販売し副収入を得ていますが、彼以外のスタッフはおらず、全ての梱包と発送を自ら行っていると話しています。

「(売ってるのは)俺自身のTシャツとか、趣味の悪い連続殺人鬼ネタのグッズとか、有名人のギターピックとか、あらゆるものを揶揄した商品ばかりさ。注文が入った時、家で梱包作業しているのは俺だ。誰かを雇ってやらせたりはしていない。倉庫なんてない。自宅の仕事部屋で、俺がそのTシャツをポリ封筒に詰めているんだよ。キャリアを続け、生活費を稼ぐためには、やらなきゃいけないことなんだ」