HOME > ニュース >

インディーバンド、短いカヴァー演奏動画を投稿したらAIに盗用されて他アーティストの音源として配信されていると主張

2025/12/22 21:18掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Torus
Torus
あるインディーバンドは、自分たちがネットに投稿した短いカヴァー演奏動画を基に人工知能(AI)によってフル・カヴァー・ヴァージョンが生成され、自分たちとは関係ない他のアーティストの音源としてストリーミングサービスで配信されていると主張。AIによって盗用されたと訴えています。

英ミルトン・キーンズを拠点とするトーラス(Torus)は10月、ビリー・アイリッシュの「Ocean Eyes」をグランジ風にカヴァーした演奏動画をTikTokに公開し、それが少し話題になり始めていたので、フル・ヴァージョンをリリースすることを決めました。

しかし、彼らがリリースする前に、メンバーの家族から教えられて、類似の楽曲がSpotifyをはじめとするストリーミングサービスで、すでに配信が開始されていることを知ります。アップロードしたのは「インディペンデント・レモン」というアーティストで、主にカヴァー曲を配信していますが、SNSアカウントもレコードレーベルもライヴ日程もありません。

インディペンデント・レモンのカヴァー・ヴァージョンはトーラスの演奏音源のように聴こえる部分で始まります。その後も曲は続きますが、トーラスは、これはトーラスの演奏断片を基に生成AIを使い「曲の残りを予測したものだ」と主張しています。

トーラスはこのカヴァー・ヴァージョンのアレンジに約1か月を要したと英BBCの取材で語っています。メンバーは「コピーしたんだよ。ドラムパターンが完全に同じ」「かなり腹立たしい」とも話し、バンドはAIと思われるこの楽曲をSpotifyに通報する予定だと語っています。

■トーラスによるカヴァー
@torusband Bit of Billie Eilish for ya #billieeilish #cover #fyp #grunge ♬ Ocean Eyes Torus - Torus


■インディペンデント・レモンによるカヴァー