米ビルボード誌は、チャート集計方法の変更を発表しました。これにより、アルバム売上に対する音楽ストリーミングの比重がさらに高まります。
現在、米ビルボード誌は、アルバムの場合、フィジカル・アルバム(CD、アナログレコード等)またはデジタル・ダウンロード・アルバムを1つ販売した場合を1ユニットとしています。またアルバムからの個別の楽曲を10曲デジタル・ダウンロードした場合も1ユニットとしてカウントしています。さらにアルバムからの個別の楽曲が広告付きオンデマンド公式オーディオ/ビデオストリーミングで3,750回再生された場合、または有料/サブスクリプションのオンデマンド公式オーディオ/ビデオストリーミングで1,250回再生された場合も1ユニットとしてカウントしています。
2026年1月17日発表分(1月2日~8日のデータ対象)のチャートより、アルバムからの個別の楽曲が広告付きオンデマンド公式オーディオ/ビデオストリーミングで2,500回再生された場合、または有料/サブスクリプションのオンデマンド公式オーディオ/ビデオストリーミングで1,000回再生された場合を1ユニットとしてカウントします。フィジカルとダウンロードは同じままです。
この変更により、アルバム・ユニットと同等になるまでに、広告付きオンデマンドストリーミングが33.3%減少、有料/サブスクリプション オンデマンド ストリーミングが20%減少することになります。さらに、Billboard Hot 100 では、有料と広告付きストリーミングの相対的な比重が1:3から1:2.5 に調整されます。
米ビルボード誌は今回のチャートの変更は「ストリーミング収益の増加と消費者行動の変化をより適切に反映映するため」と説明しています。