2024年9月13日、
ジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)のライヴ中にヴォーカリストの
ペリー・ファレル(Perry Farrell)がギタリストの
デイヴ・ナヴァロ(Dave Navarro)に殴りかかる出来事があり、バンドは事実上解散しました。その後、2025年夏にメンバー間で訴訟合戦が始まりましたが、2025年12月、この対立は解消し、和解したことが発表されています。しかし、バンドは再結集せず、正式に解散したことも発表されています。
2025年夏、デイヴ・ナヴァロ、
スティーヴン・パーキンス(Stephen Perkins)、
エリック・エイヴァリー(Eric Avery)のメンバー3人はペリー・ファレルを提訴し、それに続いて、ファレルがその3人を提訴していました。詳しくは
こちら。
以下、ジェーンズ・アディクションの声明より
「2024年9月のボストン公演を最後にツアーが中止となった経緯について、明確にしておきたいことがあります。
あの公演の後、ペリーに連絡することなく、私たちは一方的にツアーを継続しないことを決め、ペリーのメンタルヘルスに関して不正確な発言をしてしまいました。これを深く後悔しています。
本日、私たちは最後の和解の機会を得て対立を解消したことを発表します。ジェーンズ・アディクションのレガシーが、私たち4人によって共に創り上げた作品として残り続けるためです。
これからは、それぞれが音楽と創作活動に取り組み、未来に向かって進んでいきます。ジェーンズ・アディクションは永遠に私たちの心の中に生き続けます。共に創り上げた音楽を誇りに思います。
ファンの皆さんは私たちの生命線であり、これからもずっと感謝し続けます」
以下、ペリー・ファレルの声明より
「ボストンの皆さん、そして世界中の皆さんへ。
昨年ステージ上で起きたことについてお話ししたいと思います。私はこの件について深く反省し、自分が取るべき態度を取れていなかったことを痛感しています。感情的になってしまい、公演を中断させてしまったことについて、観客の皆さん、そしてバンドメンバーにお詫びします。
ジェーンズ・アディクションは何十年にもわたって私の人生の中心でした。バンドも、曲も、観客の皆さんも、そして私たちが音楽や文化に与えてきた影響も、どんな言葉で表しても足りないほど私にとって大切なものです。
私の目標は常に、観客の皆さんに最高のライヴを届けること――偽りなく、誠実で、前向きなものを届けることでした。ボストンではそれを果たせず、多くの方々にご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳なく思っています。
皆様の変わらぬ愛と支援に、心の底から感謝しています。」