
スタンド・バイ・ミー © 1986 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
4人の少年の旅を描いた映画『スタンド・バイ・ミー』にて、臆病でうっかり者で、少し太った少年のバーン・テシオを演じたジェリー・オコンネルは、ロブ・ライナー監督の訃報に「親を失ったような気持ちだ」と米Peopleの新しいインタビューの中で語っています。
「みんなショックを受けている。彼ら(共演のウィル・ウィートンとコリー・フェルドマン)の気持ちを代弁することはできないけど、僕自身は親を失ったような気持ちだ。本当に、親を亡くしたような気持ちなんだよ。
僕の人生はすべてロブ・ライナーのおかげなんだ。僕が持っているもの、子どもたち、妻、もう、何もかも」
『スタンド・バイ・ミー』の撮影の時、オコンネルは11歳でした。共演のウィートンやフェルドマンとの会話を振り返りながらオコンネルはこう話しています。
「僕たちは“彼がどうやって11歳、12歳、13歳くらいの子どもたちをまとめ上げたのか全然わからない”と話したことがある。しかも、単にまとめるだけじゃなくて、先生とか権威的な存在とか、そういう感じじゃなかった。彼は本当に特別な存在で、特別な人間だった……本当に優しい心を持った人だった。優しい心の持ち主だった。
『スタンド・バイ・ミー』のあとに経験したどんな仕事も、ロブがいないので、ちょっと一人ぼっちになったと感じた。幸い、両親は健在なんだけど、義母が亡くなって、妻がその喪失から本当に立ち直れていないのを見ているとね。まるで自分が一人ぼっちになってしまったように感じることがある。本当に、本当に胸が張り裂ける思いだ」
また映画『スパイナル・タップ』のデレク・スモール役ハリー・シェアラーはSNSで追悼文を発表しています。
「ロブは、俺の人生の多くの時期で友人であり、コラボレーターだった。彼はユーモアがあり、賢く、誠実な人物だった。俺が参加したコメディ公演や、後に共同執筆したミュージカルコメディを観に来た時、彼の笑い声は腹の底からのもので、街角まで響き渡るほどだった。彼は素晴らしいコラボレーターで、俺たち4人が映画のアイデアを出し合ったとき、彼はそれを3×5インチのカードに書き留め、一本の映画にまとめ上げてくれた。(ライナーの妻)ミシェルは、俺の妻ジュディスのとても親しい友人でもあった。(この訃報は)言葉では言い表せない、まるでギリシャ悲劇のようだ」