「She's a Bad Mama Jama (She's Built, She's Stacked)」や「Everlasting Love」などのヒット曲で知られる、米デトロイト出身のR&B/ソウル/ファンク・シンガーのカール・カールトン(Carl Carlton)が死去。カールトンの息子がSNSで発表。死因は明らかにされていませんが、カールトンは6年前の2019年に脳卒中の合併症を患っていたという。72歳でした。
1971年に「I Can Feel It」で初の全米ヒットを記録。1974年にはロバート・ナイトの「Everlasting Love」のカヴァーがビルボード・ホット100で6位、ビルボードR&Bチャートで11位を記録して、ついに米国でブレイクを果たした。
1970年代後半に数社のレーベルを渡り歩いたカールトンは、1980年代初頭に20th Century Fox Recordsと契約。そこで最も有名なヒット曲となる「She's a Bad Mama Jama (She's Built, She's Stacked)」を発表。この楽曲でカールトンは1982年グラミー賞最優秀R&Bボーカルパフォーマンス賞(男性部門)にノミネートされた。同曲は1981年10月にビルボード・ホット100で22位、ビルボードR&Bチャートで2位を記録した。
「She's a Bad Mama Jama」はそれ以来コンピレーションアルバムやサウンドトラックの定番となり、フォクシー・ブラウンをはじめ多くのラッパーの楽曲にサンプリングされている。