Mariah Carey - CREDIT: Ron Galella, Ltd./Ron Galella Collection via Getty Images
マライア・キャリー(Mariah Carey) は1990年代、密かにグランジ・アルバムを録音していました。世に出たのは、彼女ではなく友人がリード・ヴォーカルを担当したアルバムでしたが、彼女自身がリード・ヴォーカルを務めるヴァージョンもレコーディングしていました。英タブロイド紙The Sunによると、その未発表アルバムが2026年後半リリースで合意したという。
ある関係者はこう話しています。
「彼女がアルバムの存在をほのめかして以来、ファンは公式リリースとストリーミング配信を切望してきました。何年にもわたって話し合ってきましたが、ついに全員が合意し、アルバムは2026年後半にリリースされることになりました。ここまで来るのに長い時間がかかりましたが、ファンの皆さんに待った甲斐があったと思ってもらえることを願っています。間違いなく、これまでに聴いたことのないマライアです」
マライアは、2020年に出版した回顧録『The Meaning of Mariah Carey』の中で、1995年のアルバム『Daydream』に取り組んでいる間に、別のオルタナティブ・ロック/グランジ・アルバムを作っていたと書いています。
当時のレーベルはマライアがリード・ヴォーカルを歌うヴァージョンを公開することを許可せず、最終的に、『Someone's Ugly Daughter』を題されたこのアルバムは、マライアの友人であるクラリッサ・デインがヴォーカルを務めて、チック(Chick)というバンド名で1995年にひっそりとリリースされました。マライアはチック・ヴァージョンではプロデュースとバッキング・ヴォーカルを担当しており、チープ・トリック「Surrender」のカヴァーを除いては、各楽曲を共同作曲しています。このアルバムはリリース後、すぐに消え、レーベルは彼女の関与を秘密にしていました。
マライアは近年、自身のリード・ヴォーカル・ヴァージョンのアルバムをリリースしたいと発言していました。
2025年9月には、マライアが米TV番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』に出演した際、司会のジミー・ファロンがマライアの許可を得て、収録曲のひとつ「Prom Queen」の一部を初解禁しました。マライアはまた、Apple MusicでSZAと行ったインタビューの中では、未発表アルバムから別の曲「Hermit」を一部公開しています。
いずれも映像あり
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