メタリカ(Metallica)の1985年初頭の北米ツアーには、W.A.S.P.と
アーマード・セイント(Armored Saint)も同行していました。アーマード・セイントのヴォーカリスト、
ジョン・ブッシュ(John Bush)は101 WRIFの最近のインタビューの中で、そのツアーで起きた
ジェイムズ・ヘットフィールド(James Hetfield)の奇行について振り返っています。
「あの頃、メタリカの連中とは本当にすごくいい友情を築いていたんだよ。当時は両バンドとも同じマネジメント会社、Qプライムにいたからね。
いろいろ逸話があってさ。例えば、ジェイムズ(ヘットフィールド)がデンバーのホテルでジョーイ(ヴェラ)の革ジャンを窓から放り投げた話とか。たしか30階くらいからだよ。ジェイムズが“そのジャケット、イカすな”って言ってさ。ジョーイは、赤いラペルにスタッズが散りばめられたカッコいい革ジャンを着ていたんだけど、ジェイムズが“ちょっと見せてくれよ!”って言って、手にした途端、そのまま窓から放り出したんだよ。雪の中をジョーイのジャケットがひらひらと落ちていくのが見えたよ。
(ジェイムズの悪ふざけはそこで終わらず)
その後、ジェイムズが火災報知器を鳴らしてさ。深夜、たぶん午前2時とかだった。みんなパジャマのまま外に出なきゃいけなくて、寒さに震えながら避難させられた。で、結局彼はバレなかった。最高のエピソードだよ。本当に笑えた。あのツアーは本当に楽しかったな」