シンプリー・レッド(Simply Red)のヴォーカリスト、
ミック・ハックネル(Mick Hucknall)は、
アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)が大好き。
ジョージ・マイケル(George Michael)が彼女とデュエットを録音していると知ったとき、嫉妬で頭がいっぱいになったという。英BBC Radio 2の番組『Sounds Of The ‘80s』で語っています。その嫉妬にどう対処したかも語っています。
「ジョージ・マイケルがアレサ・フランクリンと共演したのが、すごくうらやましかった。アレサ・フランクリンは、10代前半の僕に最も大きな影響を与えた歌手の一人だったからね。僕はいつも“どうやってあの音程を歌うんだろう?”と(その方法を理解しようと)努力を重ねていた。アレサやオーティス・レディング、アル・グリーンなどを熱心に聴いていたんだ。
で、ジョージが、僕の憧れのヒロインである彼女と一緒に、あの素晴らしい曲をレコーディングしたんだよ。僕はただ…ああ、なんてこった!って感じだった。
嫉妬ってのは、嫉妬していると自認すれば、以前ほど嫉妬しなくなるのが素晴らしいところ。僕は自分が嫉妬していると正直に認めたら、もう嫉妬しなくなった。今ではただ座って、この曲の美しさを楽しむことができるよ」
ハックネルは、残念ながらフランクリンとは話す機会がなかったという。デトロイト滞在中に彼女を夕食に誘ったことがありましたが、息子が逮捕されたため直前でキャンセルせざるを得なかったという。「でも嫉妬なんてしなかったよ!」とハックネルは付け加えています。