
Ozzy and Sharon Osbourne - documentary『Ozzy Osbourne: Coming Home』
オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)の妻でマネージャーだったシャロンは『Piers Morgan Uncensored』の新しいエピソードの中で、初めて公の場でオジーの最期の瞬間について詳細を語っています。オジーがシャロンに残した最後の言葉も明かしています。英The Sun紙が抜粋を先行公開しています。
シャロンによると、オジーは亡くなる最期の週に奇妙な夢を見たと話していたという。
「彼は最期の週、夢を見ているって言っていた。今まで会ったことのない人たちが現れるんだと。“どんな人たちなの?”って聞いたら、彼は“いろんな人たちだよ。ただひたすら歩き続けていて、毎晩いろんな人を見かけるんだ。またそこに戻って、その人たちを見ていると、向こうも俺を見ているんだけど、誰も何も話さないんだ”って。彼は悟っていたのよ。覚悟ができていたのよ」
シャロンはこの新たなインタビューで、最後の夜の詳細も回想しています。
「彼は一晩中トイレに何度も行き来していて、4時半ごろに“起きて”と言われた。私は“もう起きてるわよ、あなたに起こされたわ”って返したら、彼は“キスして”って言い、それから“強く抱きしめて”って言っていた。あの時、もっと愛していると伝えていれば?もっと強く抱きしめていれば?と今でも、つい考えてしまう。
それから彼は階下に降りて、20分間運動して、そして逝ってしまったの」
オジーは、肺炎や敗血症などの病気と闘っているにもかかわらず、早朝のトレーニングが必要だと主張していたという。
シャロンは、その朝、階下に降りて、夫が倒れているのを目撃しました。
「彼は心臓発作を起こしました。
私は階下へ駆け下りた。彼がそこにいて、みんなが彼を蘇生させようとしていた。私は“やめて。そのままにしておいて。もうダメなの。彼は逝ってしまった”と思いました。
彼が逝ってしまったことは一瞬でわかった。彼らは何度も蘇生を試み、ヘリで病院に運ばれ、そこでまた手を尽くしてくれたけれど、私はずっと“もう逝ってしまったの。もうそのままにして”って思っていました」
シャロンは、7月の最終公演の準備期間中、医師たちから、この公演がオジーの命を奪う可能性があると警告されていたことも明かし、インタビュアーから「オジーは終わりが近いと自覚していたか」と尋ねられたシャロンはこう話しています。
「分かっていました。今年は本当に、本当にひどく体調が悪かったから。私たちがイギリスに来て、こちらの新しい医師たち、彼のための新しい医療チームと会ったとき、主治医が彼にこう言いました。“この公演をやれば、それで終わりです。持ちこたえられない”と。でも彼は“やるんだ。やりたいんだ、やるんだ”って言ったんです。
彼は自分の体が限界であることをわかっていました。ひどい痛み、本当にひどい痛みでした。ご存知の通り、彼は今年3回も肺炎にかかり、敗血症にもなりました。それが本当に、彼を徹底的に壊したのです。彼は抗生物質の注射を打っていて、1回の注射に20分もかかり、それを1日2回も受けた。それは体内の全てを殺してしまう、良い菌も悪い菌も、全てを。あまりにも多くの抗生物質で、彼はもう耐えられなかった。本当に無理だったんです」
健康状態がますます衰えていたにもかかわらず、オジーは公演をやり遂げました。司会者から、オジーがどうやってパフォーマンスする力を振り絞ったのか尋ねられるとシャロンはこう話しています。
「彼はただ、皆に感謝を伝えたいと強く願っていたの。それに、正直、彼は自分でもわかっていたと思う。自分がもう終わりだと。その時が来たんだと」
公演を成功させた後のオジーの心情について、シャロンはこう話しています。
「公演の後、彼は本当に幸せそうでした。新聞を何度も見ながら、私に“こんなにたくさんの人が俺のことを好きだなんて知らなかったよ”と言いました。そういう人だったんです。
自分が有名であるという自覚はあったけれど、人々がどれほど彼を愛していたかまでは分かっていなかった。そこには大きな違いがあって、彼はただただ幸せで、本当に本当に幸せそうだった。
それから2週間、彼は、もう本当に、毎日が晴れの日みたいな気分でした。すごく、すごく幸せそうで、ええ、とても幸せでした。この7年間で見た中で一番幸せそうでした」
シャロンのインタビューは、英国時間12月10日に
『Piers Morgan Uncensored』の公式YouTubeチャンネルで公開予定です。