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ジョン・レノンが亡くなる数時間前に一緒だったジャック・ダグラス ひどい罪悪感を抱えていたと回想

2025/12/09 14:01掲載
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John Lennon
John Lennon
悲劇的な最期を遂げたジョン・レノン(John Lennon)は、亡くなる数時間前にレコード・プラント・スタジオで「Walking on Thin Ice」を制作していました。当日一緒だったプロデューサーのジャック・ダグラスはポッドキャスト『Magnificent Others with Billy Corgan』の新しいインタビューの中で、ジョン射殺事件後に直面したトラウマについて回想しています。ひどい罪悪感を抱え、あの夜に自分がジョンに同行していれば、結果は違っていて「ジョンは生きていたはずだ」と考えずにはいられなかったと語っています。

「家から一歩も出たくなかった。本当にひどい状態だった。彼と一緒に家に帰ることがよくあったのに、あの日は別のセッションがあったのでそうしなかったから、ひどい罪悪感に苛まれたんだ。

もし僕が車に同乗していたら、あの男を見つけて、取り押さえていたはず。そうすればジョンは生きていたはずだった。その考えが頭の中で何度も何度も繰り返されたんだよ」

ダグラスの罪悪感は、メディアからの絶え間ない取材要請によってさらに悪化しました。

「突然、みんなが雑誌の記事を欲しがり、みんなが本を欲しがり、みんながあれもこれもと欲しがるようになった。僕はそんなことには一切関わりたくなかった。だから身を隠し始めて、やがて薬を飲み、家に閉じこもるようになった」

長年の友人でありコラボレーターを失ったことで、ダグラスは依存症の深淵へと落ちていったという。

「自分をコントロールできなくなっていた。(自身のキャリアは)完全に止まってしまったんだ」

彼はその後、リハビリ施設に入り、人生を立て直すことができたという。現在は30年以上断酒を続けており、前に進むことができたことに感謝していると語っています。とはいえ、ジョンはいつも心のどこかにいるという。

「(ジョンは)よく夢に出てくる。「場所は様々だ。スタジオかもしれない……彼は僕に話しかける。彼は僕と話すのが好きだった。彼は僕に“お前は何もわかってない”と言うのが好きだった。“頭は切れるのに、ジャック、お前は何もわかってないな”って言うんだよ」