ナイン・インチ・ネイルズ、フー・ファイターズ、ヴァンダルズ、ア・パーフェクト・サークルなど多くのバンドと共演してきたドラマーの
ジョシュ・フリース(Josh Freese) 。最近発表したソロアルバムに「I Didn't Know I Recorded With Avril(アヴリル[ラヴィーン]とレコーディングしたなんて知らなかった)」というタイトルの曲があります。これは実話だという。MusicRadarの新しいインタビューの中で、こう話しています。
「それ、実話なんだ。
アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne) のファースト・アルバムの仕事をしたとき、彼女の名前は聞いたことがなかった。まだ無名だったからね。
たぶん僕は、月曜にレコード会社へ請求書を出すときの担当者名をちゃんと把握しておくことの方を気にしてたと思う。“この音楽もアーティストも知らないし、おそらく誰も知らないだろ”って思ってたからね。
もしかしたらプロデューサーが彼女の名前を言っていたのかもしれない。アーティスト名を聞いたけど、右から左へ抜けちゃったんだ。ある晩、(プロデューサーを含めた)僕らは、他に誰もいないスタジオで、Pro Toolsの機材を使って作業していた。
すでに曲は、ドラムマシンか、気に入らないガイドドラムを使ってできていた。僕は一晩で4、5曲一気に録り終えたんだよ」
フリースはラヴィーンのデビューアルバム『Let Go』の中で5曲でクレジットされています。しかし、フリース本人がクレジットされていることを知りませんでした。
「8か月後のことなんだけど(笑)、友達みんながさ、“君の名前をアヴリル・ラヴィーンのアルバムで見たよ”って言ってきて。その頃には、僕も彼女のことを知っていた。もう彼女を知らない人はいなかったからね。
僕は“いや、そのアルバムには参加していないよ”って言ったんだ。そしたら“名前が載ってるぞ!”って。だからでネットで調べてみたら、“うわ、マジか!僕の名前が載ってる!”ってなったんだよ。
(肩をすくめて)こういうことって、いろんなアーティストで何度も起きてるんだ。あちこちクリックして探して、自分とのつながりとなる言葉を見つけて、自分がどう関わったのかを思い出さなきゃならないんだよ」
なお、「I Didn't Know I Recorded With Avril」の曲はレジデンツにインスパイアされたものだとのことです。
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