■『レコード・コレクターズ 2026年1月号』
12/15発売
定価930円(本体845円)/A5判248ページ/2026年1月1日発行[雑誌19637-1]
<内容>
【特集】 昭和歌謡名曲ランキング:80年代編
歌謡曲ランキングの80年代編をお届けします。80年代に入ると、70年代末に登場したニューミュージックやフォーク、ロックの音楽家たちがより存在感を増し、多数登場したアイドルたちへの提供曲や自身のヒット曲で世の中をにぎわせました。1989年には昭和という時代も終わりを告げ、日本の音楽界もまた新たなフェイズに入っていくことになります。
■ 本誌執筆陣36名の投票によって選ばれた必聴の200曲(芦崎瑞樹、池上尚志、石川真男、入岡祐樹、小川真一、小倉エージ、片島吉章、ガモウユウイチ、北中正和、栗本斉、小山守、サエキけんぞう、篠原章、柴崎祐二、杉原徹彦、鈴木啓之、ヒロ宗和、高岡洋詞、立川芳雄、DJフクタケ、土佐有明、鳥居真道、中村彰秀、祢屋康、萩原健太、原田和典、人見欣幸、馬飼野元宏、松永良平、真鍋新一、宗像明将、村尾泰郎、安田謙一、山本幸洋、湯浅学、渡辺亨)
■ 80年代の歌謡曲とは何だったか(馬飼野元宏)
■ 選者アンケート:私にとっての80年代昭和歌謡
□ フランク・ザッパ
ハロウィン・イヴェントのなかでも評価の高い78年公演を収録した『ハロウィン78』がリリース(石川真男)
□ ボブ・ディラン
ブートレッグ・シリーズ第18集からうかがえる伝統曲への敬意や継承への意識(小倉エージ)
□ 江利チエミ
躍動する名演名唱を集めた再発アナログ7作品で辿る戦後昭和を代表するエンターテイナーの足跡(原田和典)
□ ヨシ・タケマサ
インタヴュー〜2000年代のNYアフロビート・シーンの渦中にいた日本人パーカッショニスト(真保みゆき)
□ エアロスミス
紙ジャケット復刻シリーズの第3弾はコロンビアに復帰して不動の地位を確立した4タイトル(鳥居真道)
□ プリンス&ザ・レヴォリューション
多様性や越境性をトータリティへと落とし込んだ名作『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』の拡張版(出田圭)
□ ドリーム・シアター
マイク・ポートノイが復帰した結成40周年記念ツアーを収めた最新作『キャランティエム〜ライヴ・イン・パリ』(舩曳将仁)
□ ベイ・シティ・ローラーズ
日本盤全シングルと映像をまとめた新編集盤『グレイテスト・ストーリー〜ジャパニーズ・シングル集』(中重雄)
□ <フィール・ソー・ミュージック>レーベル
アダルト・コンテンポラリーやフュージョン系に特化した新レーベルからドナルド・フェイゲンらのライヴ盤が登場(青山陽一)
□ ワールドスタンダード
鈴木惣一朗が語る今の視点からデビュー時を見つめ直して制作した新作(柴崎祐二)
□ パール兄弟
来年デビュー40周年となるオリジナル・メンバー4人が小室哲哉をゲストに迎えた新作『ぼくらはここにいる』(宗像明将)
□ Kunio Kishida
インタヴュー〜サザン・ロックへの愛とヴィンテージ・ギターの音色に満ちた新作ミニ・アルバムが発売(近藤正義)
□ 村下孝蔵
デモや映像も含んだ新規リスナーの入口ともなりうる構成のベスト盤がリリース(ガモウユウイチ)
□ POiSON GiRL FRiEND
海外で再評価される代表作『MELTING MOMENT』がリイシュー(小山守)
□ EQA-8610シリーズ
レコード再生の可能性を広げる新型フォノイコライザーアンプが登場(市川二朗)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜佐々木檀(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/矢野誠の点と線(除川哲朗)/リッスン・ナウ! フィル・マンザネラ(田山三樹)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)