
ミュージック・マガジン1月増刊号 アルバム・セレクション・シリーズ 『60年代アメリカン・ロック』
■ミュージック・マガジン1月増刊号
アルバム・セレクション・シリーズ
『60年代アメリカン・ロック』
萩原健太(著)
12/11発売
定価1980円(本体1800円)/四六判192ページ/2026年1月1日発行[雑誌08480-1]
<内容>
50年代ロックンロールの波が去り、隆盛を迎えるフォークやガール・グループなどのポップ、そして英国勢の進出に刺激され独自の表現を獲得していく新時代のアーティストたち
◆ARTIST PICKUP ──時代を象徴する名作や画期的な問題作を60年代にいくつも残した重要アーティスト
エルヴィス・プレスリー、ボブ・ディラン、フィル・スペクター、ビーチ・ボーイズ、サイモン&ガーファンクル、バーズ、ドアーズ、バッファロー・スプリングフィールド、ヤング・ラスカルズ/ラスカルズ、マザーズ・オヴ・インヴェンション
◆1960-1963 ──フォーク、アイドル、ロックンロール…多様なスタイルが入り乱れた音楽シーン
エヴァリー・ブラザース、シレルズ、ディオン、ニール・セダカ、ロイ・オービソン、ピーター・ポール&マリー、ディック・デイル、キングストン・トリオ、レズリー・ゴア、ジャン&ディーンほか
◆1964-1965 ──エレクトリック化するフォーク、新世代ソングライターの出現で変化していくポップ音楽
ヴェンチャーズ、フォー・シーズンズ、ジャッキー・デシャノン、ロニー・ホーキンス、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズ、ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス、ソニー&シェール、ポール・バタフィールド・ブルース・バンドほか
◆1966-1967 ──LPとFMによって形を変えたロックが、若者文化の中心となっていく
ママス&パパス、サー・ダグラス・クインテット、モンキーズ、ローラ・ニーロ、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ハーパース・ビザール、ヴァニラ・ファッジ、ボックス・トップス、ヴァン・ダイク・パークス、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスほか
◆1968 ──公民権運動や泥沼化するヴェトナム戦争を背景に表現を深化させていくロック
ブルー・チアー、エレクトリック・フラッグ、ジョニー・キャッシュ、ザ・バンド、サジタリアス、ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー、スリー・ドッグ・ナイト、シティほか
◆1969 ──名作・傑作が連発され、時代の節目を前に人気も内容もピークを迎えたロック
フライング・ブリトー・ブラザーズ、MC5、ハリー・ニルソン、ジョニー・ウィンター、シカゴ・トランジット・オーソリティ、トニー・ジョー・ホワイト、デラニー&ボニー、サンタナ、グレイトフル・デッドほか
<もくじ>
■ introduction 境界を踏み越えていく やみくもな“熱”やポジティヴなパワーを追体験してもらいたい
■ ARTIST PICKUP
□ エルヴィス・プレスリー
□ ボブ・ディラン
□ フィル・スペクター
□ ザ・ビーチ・ボーイズ
□ サイモン&ガーファンクル
□ ザ・バーズ
□ ザ・ドアーズ
□ バッファロー・スプリングフィールド
□ ザ・ヤング・ラスカルズ/ザ・ラスカルズ
□ マザーズ・オヴ・インヴェンション
■ 1960-1963
■ 1964-1965
■ 1966-1967
■ 1968
■ 1969
■ コラム
□ 50年代ロックンロールから受け継がれたもの
□ ビートルズ便乗曲に見るアメリカの受け止め方の変化
□ “サマー・オヴ・ラヴ”とサイケデリック
□ ロックの共同幻想に終止符を打った様々な死
■ index