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アリス・クーパー、ジミ・ヘンドリックスの一言で自身のバンドの運命が変わったと回想

2025/12/03 20:43掲載
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Jimi Hendrix, Alice Cooper  (Image credit: Hendrix: ZUMA Press, Inc./Alamy | Cooper: Jorgen Angel/Redferns)
Jimi Hendrix, Alice Cooper (Image credit: Hendrix: ZUMA Press, Inc./Alamy | Cooper: Jorgen Angel/Redferns)
アリス・クーパー(Alice Cooper)は『Professor of Rock』の最近のインタビューの中で、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の一言で自身のバンドの運命が変わったと振り返っています。

クーパーはブレイクする以前から、まもなく伝説となる人物たちと親しく交流していました。

「1968年、ロサンゼルスで俺たちは本当に貧しくて、(1965年8月のワッツ)暴動の間、ワッツのチェンバーズ・ブラザーズの地下室に住んでいたんだ。ジミ・ヘンドリックスがよく遊びに来て、みんなで一緒にマリファナを吸っていた。俺たちはネズミみたいに地下室から這い出てきたんだよ。

ジミは(後のアリス・クーパーの盟友にして伝説的マネージャーの)シェップ・ゴードンからマリファナを買っていた。当時のシェップはただのニューヨークの若造で、ランドマーク・ホテルにいた連中みんなにマリファナを売ってたんだ。

ジミは“なあ、そのうちお前は逮捕されるぞ。お前はまだ若い。金はあるのに職業がない”って言い、さらに“マネージャーを必要としているバンドを知っている。マネージャーになるべきだ”と言ったんだ。

それで彼が俺たちをその場所へ連れて行った。ドアを開けた瞬間、中にスモークマシンがあるのかと思ったよ! その中を歩いていくと、ジミ、ジム・モリソン、ジャニス・ジョプリンがいた。みんなそこでハイになっていたんだ。

シェップがマリファナをひとつかみして俺に渡した。当時、ロサンゼルスではマリファナは完全に違法だったけどね。俺は“君が俺たちのマネージャーだ!”って言ったんだ。

その翌日、フランク・ザッパ(のレーベルStraight)と契約することになっていた。俺たちが入って、その後にシェップも入ったら、彼らが“彼は誰?”と言うので、俺は“ああ、彼は俺たちのマネージャーだよ”って答えた。彼らが“昨日はマネージャーはいないって言ったじゃないか”と言うから、俺は“昨夜見つけたんだ”と答えたんだ」

それから55年が経った今も、ゴードンはクーパーのマネージャーであり、長年にわたる成功に不可欠な存在であり続けています。クーパーによると、お互いを信頼し合っているので、今でも契約書は交わしていないという。