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AC/DCの初代ヴォーカリストが語るバンドの最初期楽曲、計5曲を録音/ライヴ演奏だけで未録音の未発表曲3曲もあった

2025/12/01 19:01掲載
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Dave Evans
Dave Evans
AC/DCの初代ヴォーカリスト、デイヴ・エヴァンス(Dave Evans)は、オーストラリアのメディアNoise11の新しいインタビューの中で、AC/DCの最初期の楽曲について語っています。

デイヴ・エヴァンスは創設メンバーで、1974年後半にボン・スコット(Bon Scott)が加入するまでリード・ヴォーカルを務めていました。

エヴァンス時代に公式にリリースされたのは1974年のシングル「Can I Sit Next to You Girl / Rocking In The Parlour」のみですが、新ヴォーカリストのボン・スコットを迎えて楽曲を再録音する前に、バンドのデビューアルバムに収録されるはずだった5曲をレコーディングしていたという。エヴァンスはこう話しています。

「最初のアルバム用に5曲を録っていたんだ。“Little Lover”、“Rock And Roll Singer”、“Soul Stripper”、それにシングルの“Can I Sit Next To You Girl”と“Rockin’ In The Parlour”だ」

エヴァンズはまた、バンドが6曲目として「Baby Please Don’t Go」のレコーディングの準備をしていたことを明かしています。この曲は後に、初期のボン・スコット時代のレパートリーの一部となりました。エヴァンズはこう続けています。

「当時、俺はアンガスを肩に乗せてこの曲を演奏していた。ボン・スコットは加入後に、それを真似したんだよ。ボンが入ってから、彼らはこれらの曲を録り直し、俺が共作した歌詞の一部を書き換えたんだ。(俺が参加した)オリジナルの録音がまだ残っているかどうかはわからない」

エヴァンズはさらに、AC/DCの最初期のセットリストには、エヴァンズ時代以降もスタジオで録音されていない3曲の未発表オリジナル曲が存在していたことを認めています。それらの曲は、「Stay For A While」、「Old Bay Road」、「Midnight Rock」でした。エヴァンズはこう話しています。

「そうだよ、どれも未録音のままだ。“Stay For A While”と“Old Bay Road”はマルコム・ヤングが書いた。“Midnight Rock”は俺が書いたよ」

「Stay For A While」は1974年3月録音のブートレグ・ライヴ・アルバム『In The Beginning』に収録されています。

■「Stay For A While」ブートレグライヴ音源


■「Can I Sit Next to You Girl」


■「Rocking In The Parlour」


■インタビュー動画