
James Brown with Bootsy Collins
ジェームス・ブラウン(James Brown)が1970年に、自身のバンドに入ってきた新人ベーシストの
ブーツィー・コリンズ(William "Bootsy" Collins / Bootsy Collins)のために購入した1969年製フェンダー・ジャズベースがオークションに出品されています。
コリンズは以前にフェンダー公式YouTubeチャンネルでこのベース・ギターについて、こう語っていました。
「ジェームス・ブラウンのクルーに入ったばかりの頃、29ドルのシルバートーンのギターを持ってて、自分ではイケてると思ってたんだよ。でもジェームス・ブラウンに会ったら、“坊や、そんな変な見た目のギターで、俺のステージに上がるなんてありえないぞ!”って言われたんだよ。
心は傷ついたけど、同時に“じゃあ、フェンダーのジャズベースが欲しいな”って言ったら、彼は“問題ない。明日用意してやる”って言ったんだよ。
翌日、ジェームズ・ブラウンが1969年製フェンダー・ジャズ・ベースを用意してくれた。もう、お菓子屋さんにいる子どもみたいに大はしゃぎさ。最高だったよ!」
オークションのためにバンドリーダーのホリー・ファリスが署名した文書には、このベースの来歴がこう書かれています。
「ブラウン氏は1970年にブーツィ・コリンズを雇った際、コンサートやレコーディングで演奏させるため、このベースをシンシナティで購入しました。1972年にコリンズがバンドを去った後は、(コリンズの後任)フレッド・トーマスがメインの楽器として、このベースをコンサートやレコーディングで演奏しました」
落札予想価格は記載されていませんが、執筆時点で入札額は5,000ドル(約80万円)に達しています。
■オークション・ページ
https://entertainment.ha.com/itm/musical-instruments/bass-guitars/james-brown-bootsy-collins~