ジョーン・ジェット(Joan Jett)が70年代に初めてギブソンのギターを手にした当時、「女の子はエレキギターを弾いてはダメ」とまだ言われていたという。ジェットはRNZの新しいインタビューの中で、ロックギターのアイコンになるために立ちはだかった闘いについて振り返っています。
「アコースティックギターだったらまだよかったんだけど、電気を通すと“ダメ”って感じだった。いや、ちょっと待って、どうしてダメなの?
弾いちゃいけないって言うけど、隣のクラスには女の子たちがバイオリンやほかの楽器でベートーベンやバッハを弾いてる。つまり、私にその能力がないと言っているのではなく、演奏することが許されていないと言っているのよ」
彼女はあきらめず、まず
ザ・ランナウェイズ(The Runaways)、そして
ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ(Joan Jett and The Blackhearts)としてヒット曲をリリースします。しかし、当初、レコード会社は全く相手にしなかったと彼女は振り返っています。
「23通の断りの手紙が証拠よ。5曲のヒット曲を送りつけたのよ。全部アメリカでヒットした曲なのに、彼らは理由もなく興味がないとか、ギターを捨てろとか、実に様々な断りの手紙を送ってきた。一番のお気に入りは“曲を探せ”ね」