アイアン・メイデン(Iron Maiden)の
スティーヴ・ハリス(Steve Harris)は、脱退していた
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson)が1999年にバンドに復帰した際、ディッキンソンの復帰が正しい選択だったか疑問を抱いていたという。彼を再び信頼できるか「正直言って確信が持てなかった」とMusicRadarの最近のインタビューの中で振り返っています。
「ブルースが戻ってきたとき、それはある程度は素晴らしいことだった、でも、その背景にある理由については100%確信が持てなかった。だから“まあ、わかった。様子を見よう”って感じだったんだよ。
結果的に素晴らしかった。ツアーは大成功だし、その後は順調だった。それ以来ずっと順調だよ。でも当時は、正直言って確信が持てなかったんだ」
ハリスは、過去を水に流すことを学ぶことで、疑念やディキンソンとの緊張を乗り越えたという。
「物事は脇に置かなきゃいけないときがある。歳を重ねるほど、そういうのは対処しやすくなると思う。ぐっとこらえて、さっさと前に進めばいいって分かってくるからね。数年前なら引っかかって止まっていたようなことも、今ではそうならないよ。
人と一緒に生きていくのは、そもそも大変なことだよね。誰だってそうだ。だから、皆にとってうまくいく方法を見つけるしかない。バンドの場合は、いつ人を放っておくべきかを学ぶんだよ。
ブルースはーーそう言っておこう、普通じゃない。おそらく、それが彼の素晴らしさなんだ。彼の声には独特の質がある。他の人について話したり、彼らがどんな人で、どんな人でないかを分析したりするのは難しいね。
(バンドリーダーとしての自分の役割について)
すべてに対して完全に、残酷なまでに正直ってわけじゃない。人生のあらゆる場面で、ある程度の外交的な配慮は必要だ。でも同時に、自分が正しいと思うことをやらなきゃいけない。大きな決断を下すのはいつだって簡単じゃない。居心地のいいことでもない。でも、いざというときは、腹をくくって責任を取らなきゃならないんだ」