2025年1月に亡くなった
マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)。華やかでありながら時に波乱に満ちた彼女の人生を物語る日記、アート作品、家具、衣類などの遺品の数々がオークションに出品されます。
息子のニコラス・ダンバーは「一点一点が物語を持ち、彼女の精神と唯一無二のセンスを映し出しています。今こそ、これらの品々が新たな居場所を見つける時です。新しい持ち主にもマリアンヌにもたらしたのと同じくらいの喜びをもたらしてくれることを願っています」と英ガーディアン紙に語っています。
日記には、フェイスフルが10代前半だった1959年のものや、「目標(Goals)」と題された1989年の手帳も含まれています。
アート作品には、南アフリカのアーティスト、マルレーネ・デュマスによる版画が含まれており、フェイスフルの最も象徴的な歌詞の一つに言及した「Say it in Broken English」と書かれています。またフェイスフルの肖像画、交友のあったアニタ・パレンバーグによる紙作品「Babylon」、オーストラリアのポップアーティストであるマーティン・シャープによるコラージュ作品「Abductee」などもあります。
18世紀、19世紀、20世紀初頭の家具も出品され、さらにマーク・ジェイコブスによるルイ・ヴィトンのブラックウールコートなど、フェイスフルのワードローブからの衣類も出品されます。
キャリー・フィッシャーから贈られたトランクは1,500ポンド(約30万円)での落札が予想されています。
オークションはオークションハウスのボナムズが12月3日に開催するサウンド&シネマ・オークションの一環として行われます。