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「ディアンジェロ膵臓がん基金」設立 ディアンジェロの遺産管理団体が発表

2025/11/25 12:52掲載
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D'Angelo
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ディアンジェロ(D'Angelo)は10月に膵臓がんとの闘病の末、51歳で亡くなりました。遺族らによるエステート(遺産管理団体)は新たに「ディアンジェロ膵臓がん基金(D’Angelo Pancreatic Cancer Fund)」の設立を発表しました。娘のイマニは「父の死は決して無駄にはなりません。この活動を通じて、父の光はこれからも人々を導き、励まし続けるでしょう」と述べています。

プレスリリースによると、Black Boy Joy Foundation(BBJF)とのパートナーシップのもと、この基金は「最も致死率の高い癌の一つに苦しむ家族を支援し、研究を推進し、認知度を向上させる」ことを目的としています。

遺産管理団体は声明で「本日、Black Boy Joy Foundationと膵臓がん対策ネットワークとともに、彼の生涯と膵臓がんとの勇敢な闘いを称えるため、この取り組みを正式に立ち上げました」と発表しています。この慈善活動は、ディアンジェロの娘イマニ・アーチャー、兄ルーサー・アーチャー、そしてBBJFの創設者ジャン=クロード・カリによって主導されます。

カリは声明で、膵臓がんは世界で最も致死率の高いがんの1つであり、膵臓がん全体の5年生存率(がんの治療を開始してから5年後に生存している人の割合)は13%であると述べ、こう続けています。

「黒人男性は特に深刻な影響を受けており、発症率と死亡率がより高く、診断の遅れや治療へのアクセス制限といった構造的な不公平がさらに状況を悪化させています。認知を高め、研究資金を拠出することで、この現実を変え始めることができます」

発表によると、ディアンジェロ膵臓がん基金は「膵臓がん対策ネットワークと連携し、厳格に審査された、影響力の大きい研究やプログラムに寄付金を充てる」という。

そこには、「最先端の医療研究、早期発見の研究、高リスクの地域社会に暮らす家族のための支援プログラム、黒人男性・少年を対象とした啓発活動」も含まれます。

娘のイマニは声明で、こう述べています。

「唯一無二の存在だった父を膵臓がんで失ったことで、私たちの世界は打ち砕かれました。しかし、この暗い時でも、私たちは希望を捨てません。父の物語を伝え、闘い続けることで、同じ喪失を他の家族が経験しないようにできるはずです。父の死は決して無駄にはなりません。この活動を通じて、父の光はこれからも人々を導き、励まし続けるでしょう」