リッチー・ブラックモア、ブラックモアズ・ナイト公演延期の「健康上の理由」は「重度のめまい」だと説明

リッチー・ブラックモア（Ritchie Blackmore）率いるブラックモアズ・ナイト（Blackmore's Night）は健康上の理由により、北米ツアーの残りの全公演を延期しました。リッチーは自身の健康状態についてSNSで声明を発表しています。

リッチーは数年前に心臓発作を起こし、また複数の健康問題を抱えています。そのため最近はライヴ活動を控えていましたが、11月9日より、北米ツアーをスタートさせ、ライヴ活動を再開させていました。しかし9日と13日に公演を行いましたが、15日以降の公演は「健康上の理由」により延期が発表されています。

ブラックモアズ・ナイトは彼の妻キャンディス・ナイト（Candice Night）とのユニット。

以下、リッチーの声明より

「暇な人のために、簡単に経緯を説明する：俺は長年、腰椎と頸椎の椎間板ヘルニアに悩まされてきた。そのため、ツアー前には痛みを和らげるために背中に注射を打っていた。最近になって、ひどい片頭痛に悩まされるようになった。発作は突然現れては消える。眼性片頭痛の視覚障害が現れると、発作が来ることが分かる。

ペンシルベニアからニュージャージー州ニュートンまでの長距離移動中、宿泊したホテルでは廊下で結婚式の騒ぎが夜通し続いていた。部屋には暖房がなく、シーツは湿ったままだった。おそらくこれが重なって激しい片頭痛の発作を引き起こしたのだろう。嘔吐が止まらず、部屋がぐるぐる回り続け、立ち上がれないほどの激しいめまいに襲われた。救急車が呼ばれ、病院に搬送され、CTスキャンやその他の検査を受けた。医師たちは、とても親切だった。医師たちは最終的に“重度のめまい”という診断をした。この症状は何日も続いた。現在、この片頭痛がどれほど深刻かを、複数の医師のもとで引き続き検査している。

ツアーというのは、多くの人が健康でなければ成り立たない。残念ながら、今回は俺が倒れてしまった。健康を取り戻した時、また皆さんに会えることを願っているよ。すべてに感謝を。ギタリストのリッチーより」