俺が最初に録音したのは“My Only Angel”。最初のシングル曲だ。超ソリッドでストレートなロック・ビートで……。俺はノースハリウッド(カリフォルニア)のNRG(レコーディング・スタジオ)に行った。ヴェルヴェット・リヴォルヴァーを録った場所だよ。俺のお気に入りのドラム・ルームなんだ。彼らがどこでドラムを録りたいかって聞いてきたから、俺は“NRG”って即答した。リンキン・パークもやったし、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーもやったし、大物ロックのアルバムをたくさん録ったあのスタジオだ。最高のドラム・ルームがある。俺のドラム・テックのマイク・ファサーノが全部セッティングしてくれて、スタジオに入ったら、スティーヴンも、ジョーも、ヤングブラッドもいた。俺は“最高じゃん。みんな何やってんの?”って聞いたら“コラボしてるんだ”って。俺はスティーヴンを見て“最高だな”って思ったよ。それからEPに収録されるバラードを録った。俺的には最高の曲だ。キラー・トラックだよ。それから(エアロスミスの)“Back In The Saddle”を再解釈したヴァージョンも録った。基本的にはオリジナル・トラックに新しいドラムとベース、そしてヤングブラッドのヴォーカルを加えたものだ。俺はスティーヴンとジョーに“これ、君ら的にアリ?”って聞いたら、二人とも“ああ、気に入ってるよ”って言ってたよ。