
「Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 4Kレストア版」©Elizabeth Lennard
1984年、当時32歳の坂本龍一の日常をフィルムに収めたドキュメンタリー作品『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』。4Kレストア版の予告編映像が公開されています。
本作は2026年1月16日(金) 全国順次公開。
『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』はYMOのメンバーとして世界的な成功を収め、その後ソロ・アーティストとして革新的な音楽活動を展開していた1980年代半ばに制作されたドキュメンタリー。1984年にエリザベス・レナード監督とINA (フランス国立視聴覚研究所 )が制作しました。
本作では、スタジオでのレコーディング風景やインタビューを通して、30代だった坂本が価値観、音楽哲学、文化について語る姿が収められています。また、坂本が音楽を担当・主演した大島渚監督作『戦場のメリークリスマス』、YMOの散開コンサートやプロモーションビデオの映像も含まれています。
さらに80年代の東京の風景が生き生きと映し出されており、「坂本の⽬と、彼のポートレートを通して⾒た東京の⾳」を体感することができる貴重な作品となっています。
■映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版
1月16日(金) 全国順次公開
《第38回 ロカルノ国際映画祭 正式出品》
《第15回 ロッテルダム国際映画祭 正式出品》
僕 は 東 京 で 生 ま れ た 。
1984年5月、当時32歳 —— 坂本龍一が見つめた〈東京 の 音〉
「教授」の日常を初めてフィルムに収めた、幻のドキュメンタリー
坂本龍一が4枚目のソロアルバム『音楽図鑑』を制作し始めた頃、エリザベス・レナード監督を含めた5名のフランス人スタッフはわずか1週間という短い時間で、日本という国を、東京という街を、そして坂本龍一という音楽家を記録した。
完成後の1985年には、ロッテルダム、ロカルノ、サンパウロなどの国際映画祭で上映され、日本では同年6月9日に第1回東京国際映画祭で上映。1986年、フランスでテレビ放映されたのち、発売されたVHSとDVDも長らく入手困難な状況が続いていたが、近年になり倉庫に眠っていた16mmフィルムが発見され、修復を経てデジタル化が実現した。この60分余りの映像には、当時30代だった坂本の貴重なインタビューやスタジオでのレコーディング風景、そして渋谷スクランブル交差点や新宿アルタなど、1980年代の生き生きとした東京の姿が収められている。今もなお人々の心に生き続ける世界的音楽家・坂本龍一、若き日のポートレートを通して⾒る《東京の⾳》を体感できる幻のドキュメンタリーが、約40年の時を経てついに劇場公開を迎える。
監督:エリザベス・レナード
出演:坂本⿓⼀、⽮野顕⼦、細野晴⾂、⾼橋幸宏
撮影:ジャック・パメール
編集:鈴⽊マキコ
⾳楽:坂本⿓⼀
録⾳:ジャン・クロード・ブリッソン
製作:ミュリエル・ローズ
制作会社:INA、KAB America Inc.、KAB Inc.
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
1985 年|62 分|フランス、⽇本|⽇本語、フランス語、英語|G [英語字幕付き]
公式サイト
https://tokyomelody.com/