オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は80年代の音楽を愛していたという。
ピーター・ガブリエル(Peter Gabriel)の『So』が大好きだったこと、
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)にハマっていた時期もあったこと、最晩年は
ティアーズ・フォー・フィアーズ(Tears for Fears)などを聴いていたこと、
アニー・レノックス(Annie Lennox)を高く評価していたことなどを、彼の息子たちが明かしています。
オジーの息子ジャック・オズボーンのポッドキャスト『Trying Not to Die』の最新エピソードに、異母兄弟の兄ルイス・オズボーン(オジーと最初の妻セルマ・ライリーの間に生まれた)がゲスト出演した際、オジーの音楽的嗜好についても話しています。
ルイスはピーター・ガブリエルの『So』について、こう話しています。
「父は当時、ピーター・ガブリエルのアルバム『So』の音作りに夢中になっていた。もうあのアルバムは死ぬほど聴いたよ……父は完全にのめり込んでた。俺たちの人生のほとんどは、ずっとビートルズ、ビートルズ、ビートルズって聴いてきたんだけど、あれは父が (愛した) アルバムのひとつなんだ」
ルイスによると、オジーは、ガブリエルと「Don't Give Up」でデュエットしたケイト・ブッシュに密かに恋心を抱いていたという。
続けて、ジャックとルイスはオジーの個人的な音楽的嗜好について、こう語っています。
ジャック:
「誰もが父はロック一辺倒だと思うだろうけど、実はロックはあまり聴いていなかった。評価はしていたし、理解もしていた。でも父がそれよりも惹かれていたのは、プロダクションとメロディが本当に素晴らしい音楽だった」
ルイス:亡くなる前のある時期、一緒に過ごしていたという。
「(最晩年は)ティアーズ・フォー・フィアーズのような音楽や、80年代の音楽をかなり聴いていた」
ジャック:
「父がロックやメタル以外の音楽を聴くのは別に珍しいことではなかった。父は80年代の音楽が大好きだった。ここ数年、特にマイケル・ジャクソンにどっぷりハマっていた時期もあったよ」
ルイス:
「父を本当に、本当に、本当に圧倒したのはアデルだった。もう夢中だった。彼女の声域と歌唱力に深く感銘を受けていた。本当に圧倒されていたんだ……それからエイミー・ワインハウスも。エイミー・ワインハウスはよく流してた。この20年で言えば、彼女たちはイギリスから出てきた最高の歌声の持ち主の二人だと思うよ」
ジャック:
オジーがアニー・レノックスを高く評価していたことを明かし、シャロン・オズボーンが晩年のオジーに、お気に入りの女性ヴォーカリストたちとのデュエット・アルバムを作るよう勧めていたを明かした。
ジャック:
「AC/DCは聴いていたよ。他にもいくつかは聴いていた……でも実際のところ、たぶんAC/DCだけかな…。たまにメタリカを聴いているのを耳にしたことがある。ガンズ・アンド・ローゼズも」