
Jefferson Starship / Freedom at Point Zero
ストップウォッチで実際に計って「ギターソロを長すぎる」と批判するマネージャー。そのソロを気に入っていたギタリスト。対立はプロデューサーの一言「残そう」で決着。
ジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)のヒット曲「Jane」の象徴的なソロはなかったかもしれないとギタリストのグレイグ・チャキーソ(Craig Chaquico)が米Guitar Worldの新しいインタビューの中で振り返っています。
「マネージャーは本当にあのソロに嫌がっていた。実際、あいつはストップウォッチを持って来て時間を計って、“そのソロを短くしろ。長すぎるんだ”って言っていた。“それじゃあラジオで絶対に流れない!”ってね」
しかし、チャキーソは一歩も引きませんでした。彼はそのソロを気に入っており、それを削る気にはなれませんでした。対立は投票に持ち込まれ、「多数決で決まった」と振り返っています。
この議論を最終的に決着させたのは、この曲のプロデューサーであるロン・ネヴィソンでした。
「プロデューサーが口を挟んで“そのソロは残そう”って言ったんだよ。今でもラジオであの曲が流れるたびに“よし!”って思うよ。あのソロを残してよかったよ。
メタリカの連中が、ベイエリアで開催された授賞式で俺のところに来たのを覚えてるよ。彼らは“高校のとき、あのギター・ソロが本当に好きだった。当時は長いギター・ソロを弾く人なんて誰もいなかったからね”って言ってたよ」
「Jane」は1979年アルバム『Freedom at Point Zero』に収録されています。。