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ウクライナのギタリスト、ロシアのドローン攻撃で焼け焦げてしまったレスポールを復活させる修復作業に着手

2025/11/18 18:38掲載
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Tanya Shpachuk - Restoring a Burned Gibson Les Paul – Bringing It Back to Life
Tanya Shpachuk - Restoring a Burned Gibson Les Paul – Bringing It Back to Life
ウクライナのギタリストは、ロシアのドローン攻撃で焼け焦げてしまったギブソン・レスポールを復活させる修復作業に着手。ギタリストは単なるギターの修理以上の意味があると考えており、「このギターを再び歌わせることで、破壊されても創造性と回復力は必ず道を切り開くのだと皆に思い出してもらえるよう、私は全力を尽くします」と、紛争が続く中、この作業を抵抗の行為と捉えています。

「Vlad」と名付けられたこのギターは、ギター修理のユーチューバーであるTanya Shpachukによって修復作業中です。進捗状況を伝える映像を随時投稿しています。

ウクライナ中北部のキーウ州にある彼女の村、Hlevakhaは1月にロシアのドローンによる攻撃を受け、甚大な被害を受けたという。

彼女は映像の中で、「被害を目にしたときは胸が張り裂けそうでした。ヘッドストックの一部はひび割れ、塗装は焼け焦げ、インレイの一部は剥がれ落ちていました。彼らは私たちの街や家、公園、学校、文化を破壊しました。しかし、私たちは何があってもすべてを再建します」と語っています。

ドローン攻撃後に残されたエレキギターの状態は壊滅的でした。全体が真っ黒に焦げ、木部には無数の歪みと傷が刻まれ、ピックアップのマウントやスイッチは変形していました。

プロジェクトはまだ完了していませんが、動画のパート3の終わりには、ギターは戦場から来たようではなく、まるでギブソン工場から出てきたばかりのような姿になりました。

彼女は「この修復に参加できることは、単なるギターの修理以上の意味があります。これは私たちの歴史の一部、美の一部、そして希望の一部を取り戻すことなのです。私は、このギターを再び歌わせ、物語に敬意を払うことで、破壊されても創造性と回復力は必ず道を切り開くのだと皆に思い出してもらえるよう、全力を尽くします」と述べています。

■パート1


■パート2


■パート3