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バディ・ホリーの故郷にある彼の象徴的な眼鏡をモチーフにした横断歩道 政府命令により撤去へ

2025/11/18 17:51掲載
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The Buddy Holly Crosswalk in Lubbock, Texas (c) AP
The Buddy Holly Crosswalk in Lubbock, Texas (c) AP
ロックンロールのパイオニア、バディ・ホリー(Buddy Holly)の故郷である米テキサス州ラボックには、彼の象徴的な眼鏡をモチーフにした横断歩道がありますが、政府命令により撤去されることになり、ホリーのファンは、これを「音楽が死んだ日」の再来だと呼んで悲しんでいます。

NBCニュースによると、ラボック市議会の議員らは今週、トランプ政権と共和党が公共の道路から、あらゆる政治的メッセージや芸術作品を排除するよう指示した方針に従い、撤去せざるを得なくなったと表明しました。

このバディ・ホリー記念横断歩道は2020年に設置され、ダウンタウンにある博物館「バディ・ホリー・センター」の近くにあります。

ラボック市のデヴィッド・ブラッグ公共事業部暫定部長は市議会議員たちに、テキサス州交通局から「厳しい表現」の書簡を受け取り、バディ・ホリー記念横断歩道のような芸術作品が撤去されない場合、道路事業に対する州または連邦の資金援助が打ち切られる可能性があると示唆されたと説明しました。ブラッグによると、撤去は2026年の通常の保守作業の際に行われるという。

ラボック市のマーク・マクブレイヤー市長は、市には従う以外の選択肢がなかったと述べています。

「おそらくここにいる全員が、そうならないでほしいという市民からの連絡を受けたと思います。しかし、訴訟で争わない限り、我々にそれに対処する術があるとは思えませんし、その意欲があるとも思えません」

米国の運輸長官であるショーン・ダフィーは「道路は安全のためのものであり、政治的なメッセージや芸術作品のためのものではない」と声明で述べています。

多くのファンは撤去するという決定に不満を抱き、オンラインでこの状況に対する怒りを表明しており、「これは恥ずべきことだ」「ばかげている」「バディ・ホリーの眼鏡は象徴であり歴史的芸術作品だ」などと主張しています。バディ・ホリーが亡くなった日は「音楽が死んだ日」とも呼ばれており、一部のファンはその再来だと呼んで悲しんでいます。

以下は地元のニュース映像