「テキーラ」　ザ・チャンプスのギタリスト　デイヴ・バージェス死去

1958年に発表したラテン・ダンス・スタイルのヒット曲「テキーラ（Tequila）」で知られる、アメリカのロックンロールバンド、ザ・チャンプス（The Champs）の創設メンバーだった、ギタリストのデイヴ・バージェス（Dave Burgess）が死去。90歳でした。

米テネシー州ドーバーにあるアングリン葬儀社が訃報を発表。同社によると、2025年10月19日にテネシー州ドーバーで亡くなりました。

デイヴ・バージェスは1934年12月3日ロサンゼルス生まれ。ロックンロール黎明期に音楽キャリアを開始。1950年代後半にザ・チャンプスを結成する前はソロアーティストとして活動していた。1957年にザ・チャンプスを結成。1958年に発表したシングル「テキーラ」でチャートの第1位を獲得。この楽曲は当初、B面曲としてリリースされたが、ラジオDJが頻繁にオンエアしたことでA面曲の知名度を瞬く間に凌駕。数週間でビルボード・ポップチャート首位を獲得し、第1回グラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス賞を受賞した。

ザ・チャンプスでの活動以外にも、バージェスは多作なソングライター兼プロデューサーとして活躍。その影響力はジャンルを超え、初期アメリカン・ロックンロールのサウンド形成に貢献した。