アラン・パーソンズ・プロジェクト(The Alan Parsons Project)の物語が初めて公式に語られるオフィシャル本の出版が決定。結成50周年を記念して2026年に出版予定で、
アラン・パーソンズ(Alan Parsons)、そして
エリック・ウールフソン(Eric Woolfson)の娘が協力しています。またドキュメンタリーも制作されていることも明らかにされています。
5万語に及ぶ、この回顧録には150点以上のイラストが収録され、彼らのファンであり、英Prog誌および英Classic Rock誌の寄稿者でもあるジョエル・マクアイヴァーが執筆を担当。200ページのハードカバー本となる予定です。出版元はRocket 88 Books。
エリック・ウールフソンの娘であるサリー・ウールフソンは英Prog誌の取材に応じて、こう語っています。
「父が亡くなる前の7年間はマネージャーとして、亡くなってからの16年間は遺産管理人として、父の作品の普及に20年以上携わってきました。これまでアラン・パーソンズ・プロジェクトについての公式本は存在しませんでした。2026年の50周年こそ、それを実現するのにふさわしいタイミングだと思います」
サリーによると、父エリックは「あらゆるものを溜め込むけれど、決して整理はしない人でした」とのことで、彼のアーカイブを整理するのに何年もかかったという。アーカイブには写真、歌詞ノート、文書、記念品に加え、希少なインタビューを含むマスターテープが1,000本以上が残されています。サリーはこう続けています。
「この本はAPPの全カタログを網羅する予定なので、すべての箱を開けています。これまで誰にも見られたことのない資料も見つかりましたし、この素晴らしい本で皆さんとそれを共有できることを嬉しく思っています。
これはレガシーを守る上で重要な取り組みであり、特に父の役割がアランと並んで正しく理解され、称えられることを確かなものにするためでもあります。2人は黄金のコンビだったのです。
ドキュメンタリーも制作中です。つまり2026年はアラン・パーソンズ・プロジェクトのカタログにとって非常に重要な年となるでしょう」
Rocket 88は、公式サイトを開設。本の制作の進捗状況に関する最新情報を提供するために登録を受け付けています。
■書籍『The Alan Parsons Project』公式サイト
https://alanparsonsprojectbook.com/