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ザ・フーのピート・タウンゼント、自身の最高傑作曲トップ5を発表/未発表曲が350~450曲ほどあり、AIを活用して完成させることに興味を示す

2025/11/14 20:19掲載
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Pete Townshend - Image: © Bobby Bank - Getty
Pete Townshend - Image: © Bobby Bank - Getty
ザ・フー(The Who)ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は米TV番組『The Late Show with Stephen Colbert』に出演した際、司会者から自身の最高傑作を挙げるように頼まれ、自身の最も好きなピート・タウンゼント楽曲トップ5を発表しています。

タウンゼントは、ザ・フーの4曲とソロ・キャリアの1曲を選びました。

「トップは“Love, Reign o’er Me”だと思う。それから“Behind Blue Eyes”。(ソロ曲)“Let My Love Open The Door”は本当に大好きだ。“Baba O’Riley”もね。あれはSpotifyで15億回再生されていると思うよ。

現代世界に最も当てはまるのは、指導者はろくでもない奴ばかりってことだ。誰に投票すればいいのかと言われても、必ずしも納得できるものではない。だから“Won’t Get Fooled Again”という曲を書いた。ボブ・ディランが言ったように“指導者に従うな、パーキングメーターに従え”ってね。つまり、僕らが権力を与えた人たちは結局いつも約束を破るように見える、という現実への皮肉さ。これは特定の誰かを指すわけじゃない、今までにいたすべての人に向けたメッセージなんだ。

政治家は、裏で指を交差させながら、約束する。でも内心では分かっている。自分たちが約束したことのいくつかは実現できないって。72年、俺はヒッピーの連中にいじめられてね。“ピート、革命が来るんだ。お前も加担しろよ”って言われた。だから『Life House』のプロジェクトのために“Won’t Get Fooled Again”を書いたんだ。“いや、君らの革命の一部にはならないよ。もし革命が来るとしても、俺がそれのために書く必要なんてないだろう”ってことさ」

タウンゼントは同じインタビューの中で、「未発表の楽曲が保管庫に眠っている」という噂について問われると、こう話しています。

「ああ、350~450曲ほどあるよ。まあ、その多くはおそらくひどいものだろうけど。半分くらいはなんとか聴けたよ。

(ファンがこれらの楽曲を聴ける可能性について)

どうしたらいいのか分からないんだ。AIにもかなり興味がある。昔作った曲で、最初の段階でうまくいかなかったものをいくつか引っ張り出して、(AI音楽生成プログラム)Sunoとか、何らかのAI音楽生成マシンにかけて、どんなものが生まれるか試してみたい。もしかしたらヒット曲が生まれるかもしれない」