
AC/DC - Photo by Christie Goodwin
AC/DCのライヴが大地を揺るがし地震計に記録される。11月12日にメルボルンで行われたAC/DCにとって10年ぶりとなるオーストラリア公演について、同国の地震研究センターの主任科学者であるアダム・パスケールが、地震活動を検知する地元の地震計に記録されたと報告しています。オーストラリアのABCニュースが報じています。
パスケールによると、コンサート開催中、会場であるメルボルン・クリケット・グラウンドから約3.2km離れたリッチモンドにある同センターの地震計で2~5ヘルツの範囲で記録されたという。
ABCニュースによると、約8km離れた住民もコンサートの音が聞こえたと報告しており、多くの人がソーシャルメディアで体験を共有していたという。
パスケールはABCニュースにこう話しています。
「私たちが捉えているのは地盤の振動であり、空気中の音ではありません。つまり、地面に設置されたスピーカーが振動を発生させ、それが地中を伝わる一方で、観客が飛び跳ねていることも地盤にエネルギーを供給しているのです。みんながある程度そろって跳ねていると、信号が増幅される傾向があるので、より鮮明に捉えることができるのです」