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ジェイク・E・リー、オジー・オズボーン・バンドのオーディションを回想 演奏はグダグダで態度も悪かったがそれでも合格したのは?

2025/11/11 20:04掲載
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Ozzy Osbourne & Jake E. Lee (Image credit: Larry Busacca/Getty Images)
Ozzy Osbourne & Jake E. Lee (Image credit: Larry Busacca/Getty Images)
ジェイク・E・リー(Jake E. Lee)はポッドキャスト『Talk Is Jericho』の最近のインタビューの中で、オジー・オズボーン・バンドのオーディションを受けた時のことを振り返っています。

当時、リーはロニー・ジェイムス・ディオと仕事をしていました。一方、オジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)のバンドは、新たなギタリスト候補としてジョージ・リンチを検討していましたが、オジーはリンチに魅力をあまり感じていませんでした。

オジーはスローターのベーシスト、ダナ・ストラムに頼み、別のギタリストを見つけるのを手伝ってほしいと頼んでいました。

リーはこう振り返っています。

「ダナは全てのバンドをチェックして、彼が考えるトップ10のギタリストを選んだ。俺たちは全員、彼のスタジオに行って、写真を撮られて、こう言われたんだ。“何か弾いて”ってね。俺は“何を弾けばいいんだ?”と聞くと、彼は“好きなように弾いてくれ”。それで1分半くらい適当に弾いてみた。その映像は全部シャロンとオジーに送られ、その中から3人選ばれた。俺とミッチ・ペリー、あと誰かもう一人。

(オーディション当日)遅刻したよ。ウェンディ・ディオがオーディションに行くのを阻止しようとしたんだ。機材は全て倉庫に預けていたんだけど、俺がそこに行くとロードクルーの一人が“ウェンディが何も持ち出すなと言ってる”って言うんだよ」

15分ほど言い争った後、リーは「お前はオジー・オズボーンのオーディションを受けさせなかった張本人になっていいのか?」と問いただしました。ロードクルーの機材の持ち出しを許可しましたが、リーはすべて自分一人で運ばなければなりませんでした。リーはこう続けています。

「オーディション会場に着いたとき、遅刻していた。でも、シャロンンによると、その後の俺の態度全体が仕事を得る助けになったらしい。

彼女は“遅いわよ。もう帰るところだった”と言ってきた。俺は“でも今ここにいる。弾いてほしいのか、ほしくないのか?”って返した。シャロンのことをそんなに知らなかったからね。知ってたら、あんな言い方はしなかったかもしれない。で彼女は“そう、わかったわ。じゃあ弾いてみて”って言った。

曲はちょっとやらかしたよ。“Crazy Train”と“I Don't Know”は、曲のパートを入れ替えてもなんとかなるからさ。前の晩に覚えたばかりだったから、入れ替えちゃったんだ。だからけっこうグダグダで、“ああ、これは受からないな”って思ったよ」

リーの記憶では、演奏が終わるとオジーがうなずき、そのあと静かにシャロンに何かを話しかけたという。リーはこう続けています。

「するとシャロンが“ソロ弾ける”って聞いてきた。“Eruptionみたいなの?”って返したら、彼女は”そう、それできる?”って。俺は“うん、準備してればね。今は何も用意してないし、もう曲もめちゃくちゃにしちゃったから、やるつもりはないよ”って答えたんだ」

そんな態度にもかかわらず、オジーとシャロンはリーこそが自分たちが求めていたギタリストだと確信しました。そしてリーはこう締めくくっています。

「俺が機材を片づけてたら、ジョージが入ってきた。初めて会うから自己紹介しようとしたんだけど、そしたらオジーが近づいてきて、俺を見て“この仕事やるか?”って言った。で、ジョージの方を向いて“こいつに決めた。お前じゃない。クビだ”って言ったんだよ」