国際的なミス・コンテスト「ミス・ワールド」のチリ代表を選出するミスコンでデスメタル・ヴォイスを披露して注目を集めたイグナシア・フェルナンデス(Ignacia Fernández)が「ミス・ワールド・チリ2025」に選出。2026年に開催される「ミス・ワールド」世界大会への出場権を獲得しました。
フェルナンデスは、チリのプログレッシブ・デスメタルバンド、Decessusのリードシンガーで27歳。4年前にはカーカスのカヴァーで話題となったこともありました。
彼女は「ミス・ワールド・チリ2025」準決勝で、Decessusのギタリストと共にバンドの楽曲を披露し、審査員と観客を圧倒的なデスメタルパフォーマンスで魅了。この大胆な挑戦が功を奏し、決勝進出を決めていました。
そして、現地時間11月9日に開催された決勝で、他の19人のファイナリストを破り、「ミス・ワールド・チリ2025」に選出されています。
準決勝でのパフォーマンスの後、フェルナンデスはInstagramにこう書きました。
「メタルは、私という人間、そして人生において欠かせない要素でした。心の拠り所であり、力と目的の源です。チリビジョンやミス・ワールド・チリのステージでそれを表現できたことは、私にとって深く価値のある機会でした。テレビで壁を打ち破り、インスピレーションを与え、ありのままの自分を表現し、他人の偏見を恐れる必要はないと示せたのは、素晴らしい経験でした」
コンテストで優勝した後、フェルナンデスは「ミス・ワールド・チリ2025」としての公式写真をInstagramに投稿し、次のように書きました。
「これ以上ないほど幸せで、感謝の気持ちでいっぱいです!この美しい挑戦に、持てるエネルギーとハートのすべてを注いで臨み、母国を最高の形で代表する覚悟です。情熱と努力、そして志を持って、全力を尽くすことを約束します。
私の歌声に世界的な評価をいただき感謝します。それは私の魂の一部であり、成長と大きな夢を見続けるための原動力です。チリよ、さあ行きましょう…あの王冠を目指して!」
Decessusは2020年結成。9月に最新シングル「Dark Flames」をリリース。JinjerやEpicaなどのオープニング・アクトを務め、8月には初のヨーロッパツアーを行いました。デビューアルバムのリリースも計画中です。