キッス(KISS)の血を受け継ぐ2人、
ポール・スタンレー(Paul Stanley)の息子である
エヴァン・スタンレー(Evan Stanley)と、
ジーン・シモンズ(Gene Simmons)の息子である
ニック・シモンズ(Nick Simmons)が新ユニット、
スタンレー・シモンズ(Stanley Simmons)を本格的に始動させ、デビューシングル「Body Down」を12月5日にリリースします。
2人は父親たちがキッスで世界ツアーを行う中、一緒に育ち、必然的に親しい関係になりました。
2024年末、彼らはサイモン&ガーファンクル「The Sound of Silence」のアコースティック・カヴァー映像をSNSに投稿して以来、一緒に音楽活動を行ってきました。そして今年2月には、エヴァンは、彼らが10曲を制作中であることを明らかにしました。
スタンレー・シモンズのデビューシングルについて、2人はこう述べています。
「ついに、その時が来た。デビューシングル“Body Down”が12月5日にリリースされる。今すぐプレセーブを。
1年前、スタンレー・シモンズは、僕たちの頭の中にまったく存在しなかったけど、今ではほとんど頭の中がそれでいっぱいだ。僕たちは、制作しているこの作品を本当に誇りに思っているし、皆さんと共有できることを心から楽しみにしている。この旅に共に参加してくれた皆さん、そしてこの楽曲とミュージックビデオを形にしてくれた人たちに心から感謝しています」
31歳のエヴァンはシンガー兼ギタリストで、アンバー・ワイルドというバンドのフロントマンを務めています。アンバー・ワイルドはキッスのラストツアーでオープニング・アクトを務めました。
一方、36歳のニックは、リアリティ番組『ジーン・シモンズ・ファミリー・ジュエルズ』への出演で知られています。また、コミック・シリーズ『Incarnate』の作者であり、カートゥーン・ネットワークの『Robot Chicken』では声優も務めています。音楽活動の経歴はまだ浅いものの、ジーン・シモンズの2004年の曲「Carnival of Souls」、ブルース・キューリックの2010年の曲「Hand to the King」にヴォーカルとして参加しています。
エヴァンは2024年、彼らが父親の有名なメイクを施して“KISS 2.0”になることは期待しないでほしいと、Misplaced Strawsのインタビューで語っていました。
「いつも聞かれるんだけど、父が1000回ものインタビューで言っているし、ジーンも言っているし、僕も言っているし、ニックも言っている。それはない、とね。それは父がやっていること。僕は自分のことで忙しい。感謝しているし、ありがたいとも思っている。音楽は好きだし、ライヴも好きだ。その結果として、本当に独特な素晴らしい人生を手に入れた。化粧をして“ベイビー・ポール”になりたいか? 絶対にイヤだ。自分のやりたいことをやっているんだ」