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どうすればタコがピアノを弾けるようになるのか? 音楽家がその挑戦を記録したドキュメンタリー公開 半年後には一緒に演奏

2025/11/08 21:45掲載
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Takoyaki - Mattias Krantz YouTube Channel
Takoyaki - Mattias Krantz YouTube Channel
どうすればタコがピアノを弾けるようになるのか? スウェーデンの音楽家マティアス・クランツはその挑戦を記録したミニ・ドキュメンタリー映像を公開しています。彼は魚市場を訪れ、タコヤキと名付けたタコを救い出し、ピアノを弾くことができるよう教え始めます。

「ずっと動物にピアノを教えてみたかったんだ。理論上、タコにはすごい可能性がある。3歳児並みの知能を持ち、驚くべき問題解決能力を備えている。でも何よりすごいのは、8本の腕それぞれに小さな脳があって、独立して考えたり動いたりできるところ。つまり、ひとつの体に8人のピアニストがいるようなものなんだ。そんな可能性をフライヤーに放り込むなんて、あまりにも、もったいなさすぎる」

彼は、タコに複数の音を同時に弾かせようと、さまざまな方法を試しました。レバー式鍵盤、発光する鍵盤、可動レバー、偽物のカニを埋め込むなど。しかし、どれもタコには全く響きませんでした。

そこで彼はタコ専用の特製タコ・ピアノを考え始め、最終的に何人もの専門家に相談し、そのうちの一人が「音符を鳴らすたびに少しずつ下がるチューブにエサを入れる」という素晴らしいアイデアを提供しました。

「僕たちはそれを“カニ・エレベーター”と呼んでいる。仕組みはこうだよ。鍵盤を押すたびに、カニがタコに少しずつ近づくんだけど、いちばん下に到達するまではタコがそれを取ることはできない。そしてそこまで到達させるには、メロディを最後まで弾き切る必要があるんだ」

そして、約半年後、

「その瞬間、タコがついに準備を整えたと確信した。4か月の失敗とブレークスルーを経て、タコが初めての挑戦に臨む時が来たんだ」

彼はタコと一緒に演奏を始めます。