
Jeff Beck and Ronnie Wood (c) Getty
ロニー・ウッド(Ronnie Wood)は
ジェフ・ベック・グループ(The Jeff Beck Group)では当初、ギターを演奏していましたが、なぜベースを演奏することになったのか? ロニーは自身のYouTubeチャンネルで公開した新たな動画で、その経緯について自ら語っています。
「(英リッチモンドの伝説的クラブ)クロウダディ・クラブでヤードバーズをよく観てたんだ。中には天井にぶら下がってるやつまでいて、天井から汗が滴り落ちるほど熱狂的な雰囲気だった。彼らがマディ・ウォーターズの“I'm a Man”を速いヴァージョンでやると、会場中が狂ったように盛り上がったよ。
それでジェフに言ったんだ。“もしヤードバーズを辞めようと思ったら、俺たちでバンド組もうぜ”ってね。そしたら案の定、彼は本当に辞めて、電話をかけてきて“一緒にやろう”って言ったんだ」
最初のラインナップでは、ロニーはリズムギターで、ベースはデイヴ・アンブローズでした。
「ある日、(ロンドンの)100クラブで演奏した後、当時、俺と同居していたジョン・ロード(後にディープ・パープルで名を馳せるが、当時はロン・ウッドの実兄アート・ウッド率いるジ・アートウッズに在籍中だった)がこう言ったんだ。”ギタリストが2人だと本当に素晴らしく聴こえるね”ってね。
するとジェフがこう言ったんだ。“ロニー、もしよければベースを弾いてくれないか?”。
俺は言ったよ。“挑戦は大好きだ、構わないよ”ってね。アメリカに行ったとき、ジミ・ヘンドリックスとジャムったことがあったんだけど、彼が言うんだ。“ヘイ、ジェフ、ベーシストにもソロをやらせてやれよ!”ってね。彼は俺のベース・プレイを気に入ってくれてね。それは俺にとって誇りだった」