
Gilson Lavis - Michael Putland, Getty Images
1970年代から1980年代にかけて
スクイーズ(Squeeze)のドラマーとして活躍した
ギルソン・レイヴィス(Gilson Lavis)が死去。74歳でした。
スクイーズ、そしてジュールズ・ホランズ・リズム&ブルース・オーケストラで共演したキーボード奏者
ジュールズ・ホランド(Jools Holland)がSNSで追悼の意を表明しています。
以下、ジュールズ・ホランドの声明より
「とても悲しいお知らせですが、親友で長年のドラマーでもあるギルソン・レイヴィスが、昨夜、リンカンシャーの自宅で亡くなりました。私のオーケストラやスクイーズ、長年にわたりギルソンと共演し親交を深めてきた多くの音楽仲間、そしてAA(アルコール依存症自助グループ)のフェローシップを通じて彼がサポートしてきたすべての人々を代表して、ギルソンの最愛の妻ニッキと息子へ、私たちの愛と哀悼の意を捧げます」
ギルソン・レイヴィスは1951年6月にイングランド・ベッドフォードで生まれる。スクイーズに加入する前、彼はすでにチャック・ベリー、ジェリー・リー・ルイス、ドリー・パートンらとツアーを行って腕を磨いた。レンガ工場で働いていたとき、メロディーメーカー誌に掲載されたスクイーズの広告に気づき、1976年にスクイーズ加入。1977年のEP『Packet of Three』から1991年の『Play』までの全リリース作品に参加。ヒット曲「Cool for Cats」「Up the Junction」「Tempted」「Black Coffee in Bed」などで彼のドラムが聴ける。
スクイーズは1992年にレイヴィスを解雇したが、本人はアルコール依存症が原因だと主張した。その後、元スクイーズのバンドメイトであるホランドのジュールズ・ホランズ・リズム&ブルース・オーケストラでドラマーを務め、2024年末にドラマーを引退した。
人生の後半、レイヴィスは絵画への情熱も見出し、ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、ローリング・ストーンズら仲間のミュージシャンの肖像画を描き、展覧会も行った。