『レコード・コレクターズ 12月号』の特集は「ザ・ビートルズ『アンソロジー』」。秘蔵音源を含む発掘プロジェクトが新たな形で復活。究極の形で復刻された『アンソロジー』シリーズに込められた意味を改めて考える。11月14日発売。
■『レコード・コレクターズ 2025年12月号』
11/14発売
定価930円(本体845円)/A5判224ページ/2025年12月1日発行[雑誌19637-12]
<内容>
【特集】 ザ・ビートルズ『アンソロジー』
1995年にリリースされたザ・ビートルズの『アンソロジー』は、ひとつのバンドのドキュメンタリー〜発掘音源も交えた企画盤としては破格とも言える話題を呼びました。たくさんの音源が残されていたビートルズだからこそ実現したとも言えますが、その後もアルバム単位などでより詳細な発掘作業を経た今、究極の形で復刻された『アンソロジー』シリーズに込められた意味を改めて考えてみたいと思います。
■ ビートルズという存在を再考させた前代未聞のプロジェクト(大鷹俊一)
■ 『アンソロジー』の味わい方(カンケ)
■ 『アンソロジー』解説
『アンソロジー1』(ポニーのヒサミツ)
『アンソロジー2』(藤本国彦)
『アンソロジー3』(朝日順子)
『アンソロジー4』(小山守)
■ 『アンソロジー』映像版(森山直明)
■ 『アンソロジー』書籍版(森山直明)
■ 『ドリーミング・ザ・ビートルズ:世界を魅了した不滅のバンドの物語』(鳥居真道)
■ ジャケット作家としてのクラウス・フォアマン(松田行正)
■ リアルタイムで聴き慣れた大ヒット曲と刺激的に“再会”するウィングスの最新ベスト・アルバム(安田謙一)
■ ドキュメンタリー映画『夢と創造の果てに ジョン・レノン最後の詩』(安田謙一)
□ デイヴィッド・ギルモア
最新のコンサート・フィルムについて映像監督に聞く(松井巧)
□ ボブ・ディラン
15歳時のデモに始まる初期の活動をまとめた『ブートレッグ・シリーズ第18集』(青山陽一)
□ ジミ・ヘンドリクス
マルチカルチュラルな資質が開花したセカンド・アルバムの世界を更新する『ボールド・アズ・ラヴ』(出田圭)
□ リトル・フィート
ルーツ・ロックの文脈から脱する新しい響きを得た名盤2作の最新版(桜井芳樹)
□ ザ・ローリング・ストーンズ
新生ストーンズを世に示した76年作『ブラック・アンド・ブルー』の拡張版(犬伏功)
□ デイヴィッド・ボウイ
ボックス・シリーズの第6弾は晩年の音源にフォーカスした『アイ・キャント・ギヴ・エヴリシング・アウェイ 2002-2016』(立川芳雄)
□ ピンク・フロイド
未発表音源やライヴを加えた日本独自パッケージとなる75年作『炎』の50周年記念盤(石川真一)
□ キング・クリムゾン
レコーディング・セッション時の音源までも収めた『ポセイドンのめざめ』『リザード』の50周年記念盤(坂本理)
□ シン・リジー
『74-75:ナイト・ライフ/ファイティング!!』が映し出すブレイクに向かう転換期となった時代(近藤正義)
□ ホワイトスネイク
2011年にリリースした復活作第2弾『フォーエヴァーモア』の4CD+ブルーレイからなるスーパー・デラックス・エディション(舩曳将仁)
□ “発掘!洋楽隠れ名盤 Hidden Gems in 60/70s”
初CD化も含むヴァラエティに富んだアルバムを再発するシリーズ第2弾(石川真男)
□ 横山剣
インタヴュー〜書籍『昭和歌謡イイネ!』上梓のタイミングで自身と昭和歌謡の深い関わりを語る(下井草秀)
□ 与田弘志
インタヴュー〜アイランド・レーベルのジャケットを撮影した日本人カメラマン(真保安一郎)
□ エアロスミス
紙ジャケット復刻シリーズの第2弾はオリジナル・メンバーが再び揃った全盛期の4タイトル(中重雄)
□ <アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
オアシス、スウェード、ザ・ヴァーヴなど90年代のUKロックを代表する5バンドのライヴ盤(鳥居真道)
□ ブラック・クロウズ
サード・アルバム『アモリカ』に未発表音源などを追加した30周年記念盤がリリース(人見欣幸)
□ スラッシュ
ブルースに特化した24年の新作に伴うライヴを収めた『ライヴ・アット・ザ・サーペント・フェスティヴァル』(山﨑智之)
□ ダフ・マッケイガン
ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストが24年のロンドン公演を収めたライヴ盤をリリース(ガモウユウイチ)
□ スマッシング・パンプキンズ
オルタナティヴ・ロックの金字塔ともいえる大作2枚組アルバムの30周年記念盤(池上尚志)
□ KTタンストール
インタヴュー〜大ヒット作『アイ・トゥ・ザ・テレスコープ』の20周年盤が登場(赤尾美香)
□ 融合祭〜TOWER RECORDS FUSION CAMPAIGN〜
再評価されるフュージョンを特集したキャンペーンが開催(栗本斉)
□ NOBODY
提供曲・カヴァー曲とデモ音源を比べて聴ける編集盤がリリース(ガモウユウイチ)
□ orange pekoe
オーガニックな音楽を奏でたユニットが活動を総括したオールタイム・ベストをリリース(馬飼野元宏)
□ SPIRAL LIFE
独自のサンプリング感覚を持ったオリジナル・アルバム3作品がアナログ化(池上尚志)
□ ブリティッシュ・サマー・タイム・フェス
ヴァン・モリソン、ユスフ、ニール・ヤングらが出演した英国のフェスをリポート(古賀正恭)
□ 『NIAGARA SONG BOOK』
大滝詠一の音楽世界を大判のイラストで具現化する3種の新刊書籍(小川真一)
□ Rega Brio MK7
たしかな実力を持った新型プリメインアンプが発売(市川二朗)
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/矢野誠の点と線(除川哲朗)/リッスン・ナウ! フィル・マンザネラ(田山三樹)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
ポストする