モーターヘッド(Motörhead)の
レミー・キルミスター(Lemmy Kilmister)は常に礼儀正しく「99%の時間は紳士だった」がブチ切れることもあったという。例えば、口論に負けたことに腹を立て、200万ドル(約3億円)のミキシングコンソールにチーズバーガーを叩きつけたこともあったという。レミーとともにモーターヘッドで32年間演奏したギタリストの
フィル・キャンベル(Phil Campbell)が英Metal Hammerの新しいインタビューの中で振り返っています。
キャンベルによると、そのいざこざは当時のモーターヘッドのメンバー、レミー、キャンベル、ドラマーのミッキー・ディーの間で起きたそうで、場所はロサンゼルスのA&Mスタジオ。プロデューサーのハワード・ベンソンもその場に居合わせていました。
「俺とレミーとミッキーは、あることについて口論になった。そしたらハワードが“今すぐ決着つけられるよ。ここ20分ずっと録ってたから”と言って、結果的に、間違ってたのはレミーだったんだ。
彼はチーズバーガーを食べていたんだけど、いきなりそれをミキサーデスクに叩きつけて、チーズとレタスをべっとりこびりつかせたんだ。200万ドルもするデスクなのに。可哀想なハワードは“修理の人、呼んでくれる?モーターヘッドのレミーがチーズバーガーでミキシングデスクを台無しにしてしまったんだ!”と叫ぶしかなかったよ。
(レミーは)いつもとても礼儀正しかった。彼は99%の時間は紳士だった。でも、何かにブチ切れると自分の権利のために戦った。彼には限界があった。バカどもに囲まれるのが我慢できなかったんだ。
ときどき、まったくのクソガキみたいに、大したことでもないのに俺たちに怒鳴り散らすこともあった。でも俺たちも負けじと怒鳴り返した! とても友好的に、いい感じに言い合いができたんだ。家族のようにね。陰で愚痴ったり文句を言ったりは一切なかったし、誰かの悪口を言うことも決してなかったよ」