デイヴィッド・リー・ロスとアレックス・ヴァン・ヘイレンによるトリビュートツアーの頓挫理由／デイヴとの確執／AI使用のVH楽曲をウルフギャング語る

エディ・ヴァン・ヘイレン（Eddie Van Halen）が亡くなった後、デイヴィッド・リー・ロス（David Lee Roth）とアレックス・ヴァン・ヘイレン（Alex van Halen）はヴァン・ヘイレン・トリビュート・ツアーを計画していましたが、最終的に頓挫しました。エディの息子ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン（Wolfgang Van Halen／MAMMOTH）も、このツアーを認め、実現しなかった理由について語っています。

ウルフギャングは、アレックスがトリビュート・ツアーを検討し、デイヴとリハーサルを重ねていたことを彼も把握していたことを認めています。もし要請があれば喜んでツアーで演奏していたはずだと語っています。

「アルが必要とする役割なら何でも、どんな形であれ彼のためにそこにいるつもりだった。ヴァン・ヘイレンが何であるか、そしてこれからどうなるかについて決めるのは彼だ。彼が僕を必要とするなら、僕はそこに行く。彼が望むことなら、僕は何でも喜んで応じるよ」

アレックスは2024年のインタビューの中で、デイヴと衝突したことでツアーが実現しなかったと語っていました。ウルフギャングもこれを認め、「残念だけど、どうしても折り合いがつかない人もいるんだよ」と語っています。

デイヴィッド・リー・ロスといえば、ウルフギャングはデイヴの暴言の標的になっていますが、ウルフギャングは同じインタビューの中で、デイヴとの確執に触れています。

「僕がその人について、まったく根拠のない嘘を2時間にわたって延々とYouTubeでぶちまけたりなんてしていない。僕が何をしたのかは分からないけど、今の僕は確かにそういう立場に置かれている。ずっとサンドバッグみたいな扱いだった。もうどうでもいいさ……。僕は結婚していて、3作目のアルバムも出した34歳の男だ。ガキじゃない。何をしても誰かを怒らせることはある。だから、ユーモアのセンスを持って楽しんで、前に進むしかないんだ」

またアレックス・ヴァン・ヘイレンは以前に、未完成のヴァン・ヘイレンの楽曲を完成させるためにAIを使いたいと考えていると発言していました。ウルフギャングはこう話しています。

「アルはやりたいことを自由にやればいい。ヴァン・ヘイレンという存在と方向性を決めるのは明らかに彼だ。ただ、僕は生成AIはクソ馬鹿げてると思う。好きじゃない。馬鹿げていると思う。AIは車にマフラーを付けるみたいなことに使うべきで、絵を描いたり曲を作ったりするべきではない。僕たちがやりたくないことをAIにやらせるべきで、そうすれば僕たちはクリエイティブなことに集中できる」