
Donna Jean Godchaux at Bonnaroo in 2016, photo by C Flanigan/WireImage
1970年代に
グレイトフル・デッド(Grateful Dead)で歌ったことで最も知られ、またエルヴィス・プレスリーやパーシー・スレッジのヒット曲でバックシンガーを務めた
ドナ・ジーン・ゴドショウ(Donna Jean Godchaux)が死去。78歳でした。
以下、代理人デニス・マクナリーの声明より。
「グレイトフル・デッドの元ヴォーカリスト、ドナ・ジーン・ゴドショウ=マッケイが、長きにわたる癌との闘病の末、2025年11月2日にナッシュビルのアライヴ・ホスピスで家族に見守られながら逝去しました。
アラバマ州フローレンスでドナ・ジーン・サッチャーとして生まれた彼女は、アラバマ州マッスル・ショールズでセッション・シンガーとなり、パーシー・スレッジの“When a Man Loves a Woman”とエルヴィス・プレスリーの“Suspicious Minds”という2曲の全米1位ヒット曲に参加しました。カリフォルニアに移住後、ピアニストのキース・ゴドショウと出会い結婚。やがてグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアと出会い、その後まもなく、まずキースが、続いてドナ・ジーンもバンドの一員となりました。1971年から1979年にかけて、彼らはアメリカ、ヨーロッパ、さらにはエジプトまでツアーを行いました。
キースが自動車事故で亡くなった後しばらくして、彼女は1981年にデイヴィッド・マッケイと再婚しました。マッスル・ショールズに戻り、ベーシストの夫デイヴィッド・マッケイと共にドナ・ジーン・ゴドショウ・バンドで音楽活動を続けました。
彼女は優しく温かな美しい魂の持ち主でした。彼女を知るすべて人々は今、同じ喪失感の中にあります。家族は悲嘆のこの時期、プライバシーを尊重してほしいと願っています。デッドの作詞家ロバート・ハンターの言葉を借りれば、“四方の風が彼女を安らかに故郷へ運んでくれますように”」
ドナ・ジーン・ゴドショウは1971年にデッドに加入する前、デュアン・オールマン、シェール、ボズ・スキャッグス、ニール・ダイアモンドらの楽曲にも参加した。
1971年から1979年までグレイトフル・デッドの一員として活動したドナ・ジーンは、バックヴォーカルとリードヴォーカルを担当し、『Europe '72』『Wake of the Flood』『Terrapin Station』といったアルバムに参加した。